◯未来は切り拓くもの
60代以降の人の、経験した1980年代までの日本の経済的な躍進、
その高齢者の若き日の成功体験のまま、停滞したままの日本、
それを守る世代の意識が、全体を覆ったままで、きたのでしょうか。
終戦後は邪魔するものがなかったから、チャレンジせざるをえず
目標も具体的で再興しやすかったのは確かでしょう。
こうした停滞に対し、若い人は、
先を切り開こうとしなくなっているようにも感じます。
個人の可能性を考えられなくなっているのでしょうか。
20代で、もう年金のことを心配している人もいます。
未来の予測から逆算された将来像を導き出す、
それで人生を見切るような風潮も感じます。
最近の無差別殺人や犯罪の動機は、生きることに絶望し、死刑になりたい
とか、生きた証?
人を巻き込む、心中、引きこもり、ネットゲー漬け、
親ガチャとか、自己充実、自己肯定感などに囚われるあまり、
一人勝手に、劣等感に苛まされ、絶望し、
時代や他人のせいにしてしまいがちな人も多いようにも伺えます。
情報が多いと頭の中だけでまわるスピードが速く、
じっくり悩んだり、脇目も振らずに行動したりしにくくなるのでしょうか。
よく出る杭の強者が叩かれ、一方で、さまざまな苦境で保護される人がいて、
弱者、被害者としての視点から、ものを見てしまうような傾向も感じます。
情報社会なので、ググっているうちに、
何をしてもかなわないと思うのでしょうか。
情報があるからこそ、大躍進も大逆転もできるのです。
ある分野のスペシャリストになるにも、
昔ほどの時間も費用もかからないでしょう。
◯変化しない時代はない
常に想定外のことで、大きく世の中は動きます。
計算しても無意味です。
コロナ禍やウクライナ危機は、大きな教訓です。
良くも悪くも、予測のできないこと、
たった一人の人間の手によって、
時代が大きく動いていくことも。
予測外のことが起きる、
そこで、イノベーションするか、危ないと構えて守るのか、
後者に未来はありません。
安定と秩序だけが目的の現状維持策は、いずれ破綻します。
若い人は、自ら変えていく、保守的な体制の打倒を本気で考え、行動しましょう。
選挙に行き、自分たちの将来によくない政治家を見切り、新しい候補をたて、
次の時代、自分たちが幸せになれる日本にしていってください。