人権が本質という話になると、相手が同じ人間だと言う感覚がないと、
機能しないと言うことになります。
多くの悲劇は、
「相手には、人権がない」
「相手は自分と違う人間だ」
と考えるから起きるのです。
そのことを防ぐために、
歴史や小説などを通じた感情教育の必要があります。
「私たちのような人たち」「私たちの同類」というように、
できるだけ私たちを拡張すること。
これによって、残酷さを回避できます。
「アンクルトムの小屋」は、黒人解放運動に大きな役割を果たしました。
1852年でしたが、実際は、そこから、100年、さらに、70年を経て、かなり変わったのです。
贖罪して生きることが、大切です。
自分に固執する人ほど他者に対して鈍感になります。
ある類の人たちが、別の人たちの苦痛に目を閉ざすような作品、また、現実があります。
しかし、自分が他者に与えている苦痛や屈辱を忘れてはならないのです。