続き、のつもりです。
◯回転寿司テロへのテロ
回転寿司の迷惑動画アップ騒動「回転寿司テロ」などでは、いたずらをする方が愚かなのはいうまでもありませんが、それに刺激され、非難して高揚感を味わい人も現れます。出来心でやってしまったことを反省している犯人をネットで袋叩きにして、さらす。真偽の定かでない情報を拡散し、その学校や会社などに抗議の迷惑電話をかける人もでます。
行き過ぎた個人攻撃や学校などを非難するのは、回転寿司テロと変わらないでしょう。こうした拡散への反論も出て、ヤンキーのケンカのような、しかし、ネットで匿名だけに陰湿な泥沼のようで、心地よくありません。若い人とは限りません。
被害を受けたわけでもないのに、誰かを叩いて溜飲を下げたい、正義感を味わいたいと、こうした思い違いが、現実の行動に連鎖していくシステムができているのは、恐ろしいことかもしれません。ルフィらのネットでの犯罪とも結びつきましょう。
◯ネットの聖域化
ネットでは、「面白い」とつぶやくには、なかなか勇気がいるそうです。なぜなら、絶対に否定されたくない、らしいからです。
逆に、被害者のように、怒ること、叩くこと、これは、加わりやすいのです。
弱者の立場からクレームや批判するのは、ネットでは、あげやすい、これは、ネット世論が偏向しやすい要因です。
そのために、流れを読み、勝ち馬、強い人、大きく煽る人に考えを寄せていくのです。
特に日本人は、評価の確立しているもの、人気のあるもの、ランキング好き、ですから。
人についても、フォロアーの数だけで評価するような風潮になりました。
いろんな批判が上がっている、その流れに合わせていくのも、いいねと、フォロワーを得たいからでしょう。
こういう世の中が、どうなるのかは、心配するしかありません。
どうみても、悪い意味でのポピュリズム、衆愚政治に陥るだけです。
#ポピュリズム(英: populism)
有権者を「エリート」と「大衆」に分けた上で、2つを対立する集団と位置づけ、「大衆」の権利こそ尊重されるべきだと主張する政治思想をいう。
日本では、「大衆迎合」「衆愚政治」「扇動政治」「反知性主義」などの意味で使われることが多い。ラテン語のポプルス(populus)=「民」が語源。
もとは19世紀末にアメリカ合衆国で結党された人民党(People's Party, Populist Party)の政治運動を指す。大衆主義や人民主義、平民主義などのほか、否定的な意味を込めて、大衆扇動、衆愚政治や大衆迎合主義などとも訳されている。
アメリカでは肯定的に使われる一方、日欧では、非難されるべき対象や姿勢を名指しする場合に用いられることが多い。(Wikipedia)