メルケル首相政権の閣僚だったアネッテシャバーンさんは、彼女をこう評しています。
「こうすれば人々の受けがいいからと急いで決めるのではなく考え抜く、
最後まで考える必要がある」(NHK朝のニュース12/7)
そういえば、メルケルの基盤が揺らいでのは、難民、移民100万人をドイツで受け入れたことでした。たいした英断だと思います。
日本は、将来のためにも、移民の問題に積極的にならなければいけないのに、思いやって受け入れているのはアメリカ軍です。
「日本の民主主義」の未熟さ
ヴィジョンややりたいことのみえないリーダー
権威やその継承者重視の不平等
専門家の名での専制
オピニオンリーダーが、芸能人、タレント
国民がワイドショーなど、マスメディアの報道のまま受け止め、信じ込むポピュリズム
先の大戦や軍を支持した大衆、マスコミが、その反省を超えて、なんでも臭いものに蓋で、無思考、無思想に陥る
論理がなく建前だけの思いやりを掲げた感情論中心で物事が進む
そのために目先の対策になりがち、戦略の不在
戦後、日本はレッドパージでの共産主義、社会主義化の阻止に利用されてきました。自由と平等は対立することさえ、わからなくなっていったのです。
たとえば、民意を代表者へ預ける代議制民主主義は独裁と変わらなくなり、権力者の好き勝手に使われています。民意で落選させても比例で蘇るというすごいシステムです。買収でも受けとった側は無罪ですし。
ということで、
「あたりまえの改善策の実現から」
格差拡大をなくすこと
権威と権力は分けること
少数意見を尊重すること
国に頼らない相互扶助
「日本の評価と役割」
海外で日本を評価する人、日本に行きたい人がコロナ禍で激増しているようです。
日本のリーダーは、他の国ほど我欲、我儘、自分勝手に振る舞うこと、大富豪や豪邸を目指さなかったし、周りもそれを求めました。若い人にはさらにそういう傾向が強いようです。古来より差別はありましたが、貴族-奴隷ほどの対立もなかったのです。
それは、とてもよいことをもたらすように思います。日本人としてではなく、人間としての評価であるなら、世界に広がっていくとよいと思います。