<ソ連崩壊はアフガニスタン侵攻によって始まった。数週間で終わらせるはずだった軍事作戦は10年に及ぶ泥沼の戦争となった。西側諸国の経済制裁と戦費拡大で、危機を迎えたソ連に登場したのが、ゴルバチョフだった。ペレストロイカの中で若者たちの絶大な支持を集めるロックバンド キノー#が誕生する。ヒット曲「変化を!」は、自由を求める人々を鼓舞し続ける。超大国を崩壊に導いた指導者とロックシンガーの知られざる物語。NHK10/31>
知られざる物語という割りに、あまり、このシンガーについて取り上げていないです。
海外で伝わったロックとそこで影響を受けて生まれた現地のバンドの果たした社会的役割、特に反体制運動をみると、日本のロックについては、懐疑的になってしまいます。フォークでの学生闘争あたりが、ピークだったのでしょうか。
◯脱構築できない日本
ゴルバチョフのアフガニスタン撤退当時、私は、彼が西側を信じ、米英に委ねようとしたのに、その後、裏切られ続けたことが、プーチンを産んだ、プーチンを変えたという視点でみています。
英米は、次々に世界各地にちょっかいを出しては、紛争に火をつけていく、
そんな国の飴を舐めて、おバカになった日本、12歳の子供#どころか、ガキだらけです。
それがクールジャパンと思うと情けないから、皆で仲良くしようという良い子でいる日本ということにしています。
それでよいのか、よいわけないのです。
政治家も出世に従い、アメリカに踏み絵を踏まされていきます。安倍晋三氏政権の第一次と第二次をみるに明らかでした。
アメリカに敗戦し、そこへの忖度が全ての敗因であったと、いつか総括される日が来るでしょうか。
世界がこれだけ変わって、日本だけが急降下しているのに、国会で論じられたり立案されるのは、平成でさらなる悪化を促したのと同じような延命策です。まさに第二次大戦の後半の自滅への道と重なります。
#キノー
ヴォーカルは、ヴィクトル・ロベルトヴィッチ・ツォイ (1962-1990)
1982年にキノー(映画の意)を結成、アンダーグラウンドで活動。
ソ連唯一のレコード会社「メロディヤ」で非公式で「ペレメン(変化を)!」が大ヒット。
ツォイ一家が住んでいたボイラー室は聖地化されている。
1987年に映画「ASSA」に本人役でカメオ出演、1988年には映画「針」に初主演。
1990年8月15日、トゥクムス(現ラトビア)にて交通事故死。28歳没。
モスクワ市内には「ツォイ・ウォール」が現存、サンクトペテルブルク、ハバロフスク、ドニプロ、セヴァストポリにも同様の壁が存在する。
#日本人は12歳
マッカーサーの1951年議会での発言
「もし、アングロサクソンが人間の年齢で、科学や芸術や宗教や文化の面で見て、まぁ45歳とすれば、ドイツ人も同じぐらい成熟していました。しかし日本人は、時間的には古くからいる人々なのですが、指導を受けるべき立場にありました。近代文明の尺度で測れば、我々が45歳という成熟した年齢であるのに比べると、日本人は言ってみれば12歳の少年といったところでしょう。」