fukugen(福言):出会い気づき変わるためのヒント

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自立 能力の問題

自立のためには、組織や体制からの自由度をもつことです。そのためには、一つではなく複数の支えをもつことです。精神的な支えだけでなく経済的な支えも必要です。自分の手で稼げる手段が、その組織からでしかないと、そこに逆らいにくくなくなります。

 

戦争や闘争でも、仕事でも、本人が良心に反すると思いながら、組織のために行動してしまうことがあります。出世や報酬、忠誠心、自分の生活や家族の養育や将来への備えなど、断ち切ることができない理由のある場合、まして、仲間のためとか、面倒見なきゃいけない人、病気がちな人などが家族にいた場合は、立場が弱くなります。

よくドラマなどで使われる脅されるパターンです。金銭や地位などの見返りと引き換えに社会的な犯罪を犯してしまうのです。組織を守るためという大義名分です。それが、軍人や警察官、医者や教師、官僚となれば、大変です。

そこでもっとも、どす黒くなっているのは、いうまでもなく、政界です。予算を配分する権限をもつからです。既得権益を守り増やす人が有能とされるからです。金で人を動かせるからです。

だからこそ、新しい人を入れて組織を改革し続けなければならないのです。

 

サラリーマンでも組織で有能な人ほど、他の場では通じないことが少なくありません。そこで与えられた地位、肩書の力だからです。それを自分の実力だと思ってしまうわけですが、何について有能なのかを把握しておくことでしょう。