◯派閥論
今の政治家、若手は言いたいことも言えずに、
出世したら、今度は老害になっていくわけです。
政党や派閥という組織では、当選を重ねることによって、出世していくしかないのです。
これでは、まるで、サラリーマンです。会社員や官僚の組織です。
一国一城の主、支持者の代表である政治家が、
組織内の出世では、おかしいはずです。
そういうことだから、同期の仲間や官僚たちとタッグを組んで、
利権を分け合うような構造ができあがり、保たれます。
以前、「サラリーマン社長」など揶揄される社長がいました。
つまり、雇われ、ということです。
創業者、オーナーとは違い、実権がない、つまり、株も金も人事権もないのです。
今の政治家は、その精神が、悪い意味での、こうしたサラリーマンです。
叩き上げとして、ゼロから築いてきた経験もないから、
既得権益の守りに専念して、時代から取り残されていくのです。
本来、政治家は、官僚の行政権力を監視して、国民の利益を守るために動くものです。
選挙で選ばれているのに、組織の統領や官僚の意向で動いているのでは、論外でしょう。
そもそも、官僚機構をシンクタンクとしているのは、どういうことなんでしょう。
独自の政策立案のために、金をもらっているのでしょうに。
もとい、派閥とは、政策集団なのだから、
何をいっているのか、ということでしょう。
派閥という名がなくとも、自民党ほど人数がいたら、
グループなしでの運営はできないし、
政策実現に人事と金は、絡まざるをえないし、、
支離滅裂、
なのに、本質なところに議論がいかないマスコミもネットも、、、。