◯男性内格差
「弱者男性」という言葉、これも考えてみると、「◯◯女子」に対し、「弱者男子」のようには使わないのです。「弱者男性」となります。男性として男子女子のように弱いものにはみなされないのでしょう。
男性特権は、女性に対してよりも、まずは、男性内の格差としてあります。
そこは、もっと早くに取り上げられ、先に解消をしておくべきものだったと思います。
女性が社会進出するまえも、ずっと続いていた大きな問題だったのです。
そして、今も持続されています。
その価値観は、士農工商の身分制社会で、それぞれのなかで、
家父長制社会でも、軍隊から官僚、サラリーマン社会まで、
体育会も含めて、あらゆる社会のなかで大きな影響を持っていたからです。
その格差とは、見方によっては、差別そのものでした。
強きを崇拝し弱者を見下す、弱肉強食ということで、元より男性原理だったのです。
父性の問題とも絡みます。