続いています。
◯鈍感への告発
ここまで、家父長制、父性、男性原理、縦社会とみてきました。
天皇制と関わるだけに、日本の場合は、とても複雑になっています。
論議も噛み合いにくい状況で、哲学、宗教、芸術でも、タブー視されてきたのでしょう。
で、現実問題です。
後期高齢者くらいになっても強者男性は、未だに「めんどうな世の中になってきた」としか思っていない、となると、言葉や態度の端々に、それが表れます。ハラスメントの温床です。
ネットの時代ですから、そのひとフレーズが繰り返され、炎上することも多々あります。
ハラスメントでの処罰、免職なども後を断ちません。
それが旧態然とした組織、対応できていない問題として、次々と出てきたのが、特に昨年のことでした。
言うまでもなく、昨年に起きたのでなく、ずっと続いていたのが、問題となり表面化して、火がついたのが、特に昨年だったのです。
当事者にとっては、「なぜ俺の代で」といったところで、ババを引いたくらいの運の悪さに思っていることかもしれません。
特に縦社会で、忖度をマナーとして出世したエリートたちには、まだ自分のこととの自覚が足らないでしょう。その才覚が逆手にとられているのです。
でも、そのまま継承して改革しなかったことが、もはや罪なのです。
#父性