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TVドラマ「エルピス」最終話、映画2本

残すところ、あと5日、がんばりましょう。

昨日、原宿に呼ばれて行きましたが、表参道、すごい賑わいでした。

 

◯TVドラマ「エルピス」最終回12/26

「そっか、あのさ、希望って、誰かを信じられるということなんだね」

「エルピス-希望、あるいは災い-」#最終回、主演の長澤まさみさんのせりふ。

こういうグレーなエンディングは、リアルではありますね。

参考文献#が9冊も出るのは、異色。

 

#『エルピス-希望、あるいは災い-』

<2022年10月24日〜10回 女子アナウンサーが仲間と冤罪事件の真相究明で、自分を取り戻していく姿が描かれる。実在の複数の冤罪事件から着想を得たフィクションであることが第1話の冒頭で告知され、エンディングでは、冤罪事件に関する書籍が参考文献として掲げられた。

エルピス(Elpis)とは、古代ギリシャ神話で「パンドラの箱」に残された「希望」あるいは「災い」の兆候。(Wikipedia抜粋)>

 

#参考文献「冤罪 ある日、私は犯人にされた」(菅家利和

 「訊問の罠 足利事件の真実」(菅家利和佐藤博史)

 「殺人犯はそこにいる 隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件」(清水潔

 「足利事件 冤罪を証明した一冊のこの本」(小林篤)

 「刑事弁護の技術と倫理 刑事弁護の心・技・体」(佐藤博史)

 「冤罪 足利事件『らせんの真実』を追った400日」(下野新聞社編集局編)

 「東電OL殺人事件」(佐野眞一

 「偽りの記憶『本庄保険金殺人事件』の真相」(高野隆、松山馨、山本宜成、鍛冶伸明)

 「21世紀の再審 えん罪被害者の速やかな救済のために」(日本弁護士連合会人権擁護委員会編)

 

 

◯映画「キャストアウェイ

サッカーつながりというわけでもないですが、サッカーボールをウィルソンと名付けたトムハンクスの映画「キャストアウェイ」を見ました。20年前に見たときには、よくある無人島一人暮らしサバイバル術映画だったのですが、今となると、バブルの時代の反動の映画、そして、「ひまわり」のように、歴史が人生を変えた、浦島太郎物語とわかります。時間に追われるフェデックス会社の生活は、当時の私の生活でした。時間に追われるのは、今では宅配便かUberEatsか。

 

◯映画「リカ」

映画「リカ」を見ました。ドラマで見てきた延長上のものだったので、すんなり入れたのですが、そこに流れている、弘田三枝子さんの「人形の家」#が、とても印象的でした。弘田さんも亡くなって、この歌からも50年ぐらい経っています。日本の女性もかなり変わりましたので、歌詞としては古いのかもしれませんが、当時の歌謡曲や演歌でのリアリティー#が生きています。昭和という時代は、そこを生き抜いた人でないと、伝わらないでしょう。で、それとは違う使われ方でしたが、今の若い世代への働きかけには興味があります。

 

#「人形の家」1969年弘田三枝子の歌唱。

元となるイプセンの同名戯曲は1879年。1911年日本で初演。

 

「ほこりにまみれた人形みたい、愛されて捨てられて、、、、私はあなたに命をあずけた。」なかにし礼さんの作詞です。

音声入力でも語るように歌うと変換できますが、歌い上げると変換できませんね。歌詞が伝わる歌い方の勉強になりますかね。

 

#当時のリアリティー

幼き日に地方の商店街のレコード店で歌う歌手を見たことがあります。昭和の町並みのテーマパークなどでは伝わらないペーソス、ある種の昭和の暗さを語るのは、難しい、のとともに戻りたくもないといった複雑な思いがあります。学生時代、邦画が私小説や4畳半フォークのように暗くジメジメしていたと思い込んでいたせいか、私はフランスやドイツ、エスニックの作品に走りました。