<宝塚歌劇団の担当者は、2023年9月、宝塚歌劇団の25歳の俳優の女性が急死した問題で、女性の遺族の代理人弁護士が10日東京都内で会見したことについて、「今回の遺族の会見について、劇団としては大変重く受け止めている。今後、誠意を持って対応したい」とコメントした。11/10>
<弁護士らが調べたところ、亡くなる前の1カ月間の総労働時間は400時間を超え、時間外労働も国の精神障害の労災認定基準(160時間)を上回る277時間に達していたとした。
「過労の極みにあった。必要な措置を取らず、劇団に責任があるのは明確」
「指導の範囲を逸脱したパワハラというべき言動が繰り返されていた。背景の一つに過剰な縦の関係がある」と指摘した。
遺族はコメントを発表
「娘が何度も何度も真実を訴え、助けを求めたにもかかわらず、劇団は無視し、捏造隠蔽を繰り返した」と訴えた。>
◯仕事と労働
仕事の時間や量よりも、人間関係で、人は追い詰められるのです。
特に芸術や興行においては、仕事場だけの時間をカウントしても、何の計算にもなりません。
いじめやパワハラが、許容されている環境そのものに過労の原因があるのです。
そして、それは多くの場合、衝撃的な犠牲を伴わなくては変わらない、つまり、当事者や関係者が身につまされない以上、温存されていくからです。組織と伝統の恐ろしいところです。