◯夢と現実
ほとんどの人は、夢をそのまま、叶えられるわけではありません。
望み通りの大きな夢を叶えた人もいますし、確かに、そういう人の努力は、いかほどのものか、計り知れません。
だからといって、努力、熱意、かけた時間や金銭の順に、叶えられているというのではないのです。
前に、池江瑠花子さんの例でも述べました。
素質、環境、教育ほか、それ以外にもいろんな要素があるでしょう。
考え方やプロセス、手段も大切です。そこは、大谷翔平選手の例で出しました。
優れた先人に広く深く学ぶことが、大切です。
現実には、第1の夢ではなく、それを諦めて、第2、第3の夢を叶えた人の方が圧倒的に多いのです。特に仕事においては、そうなります。
そういう他の可能性、選択肢を、自分の思い込みで、ずっと封印していたら、
それで、一生が終わっていくとしたら、
親心ではないのですが、それでいいよ、とは言えません。
よくない宗教もどきに、はまって抜け出せないのと同じく、自分では自分が見えないことがほとんどだからです。いつまでもよくない状況が変わらない人生になる場合もあります。もちろん、そういう宗教にはまっても、本人やまわりが、幸福な場合もありますが。
他に学び、自らを知る、他の人がいてこそ、自分がわかるのです。
いや、わかったつもりくらいなものですが、結果、よりよくなっていくものです。
夢を追いかけ、夢みる人生は、若さです。
でも、案外と、自分で思いもよらないで実現する夢もあるのです。
そう、人生はそんなにシンプルではないのです。
同様、ことばで語るのも、そんなシンプルにはいかないですわ。