池江璃花子選手が、およそ一年間、白血病で入院、リハビリを経て、1年7か月ぶりにレースに復帰して、まもなく、日本選手権で優勝しました。「自分がすごく辛くてしんどくても、努力は報われるんだなというふうに思いました」とコメントしました。
その後、「努力が報われるとは、勝利なのか」という疑問に対して、「努力は誰かがみていて、誰かが勇気をもらえる」と返していたようです。
とはいえ、努力したからといって勝てるわけではないし、誰もみていない努力や誰のためにもならない努力もあるでしょう。
ここで20歳の選手の超人的な苦闘とその努力の結晶の復活を茶化すつもりはありません。ただ、他の選手は、その間も休まず努力していたのですから、努力の仕方も含めて、才能ということ、選ばれた人というのはいる、ということでもあると思うのです。