今年の8/15 は、78回目の終戦記念日。
明治維新から78年で敗戦、その後の78年です。
◯『Z世代と「戦争」』 NHKスペシャル8/15 19:30〜
10代の発言番組では、そこでナビケートする大人たちのスタンスが問われます。
こういうテーマで、まともに考えたり話したりしたことのない若者には、NHKに出たということで心に残るから、彼らの家族、友人、知人も見るから、こうした試みは、とてもよいことです。
内容は、うわべを撫でただけ、具体的なケースを想定せず、論じても、
皆が、「理想と現実は違うけど、、、」でしょう。
それを防ごうと、組み立てを考え、ゲストも招いて、形を整えたのは、評価できます。
ウクライナに住む人のメッセージの録画放映、
「もしアパートの隣人が突然ドアを破って
『ここは私の部屋だ、今からここに住む』と言い出したらどうしますか。、、、
あなたの妻をレイプして子供を奪ったら。
これが私たちの置かれている状況なんです。」
ウクライナ出身のカテリーナさんの発言、
「物理的に生きると、誰としてどう生きるは、大きな違い」
「交渉できないときもあるのです。戦争は、実際、防げないこともあるんです。」
「戦争を避け、戦死者を出さずに降伏するという選択をしない」
これだけの問題提起に、その先に踏み込めず、空回りするのです。
この番組に限りませんが、
日本では、逃げたらよいとか、降伏してしまえばよいというような、
アメリカのくれた戦後はバラ色、さっさと降伏すればよかった、みたいで、
沖縄や満州のことなども、どこに行ってしまったのでしょう。
ウクライナに対しても、開戦直後、降伏すべきだというような意見が、日本のオピニオンリーダーたちから出ていました。
意見は、多様にあってよいのですが、歴史と人間への理解としては。
でも、日本の戦後は、総じて、そうだったのでしょうね。
続く。
#NHKスペシャル「Z世代と“戦争”」
<【出演者】Z世代のみなさん、 みりちゃむ、 パックン、保阪 正康(作家)、長 有紀枝(立教大教授・人道援助)小泉 悠(東京大学先端科学技術研究センター専任講師)ノヴィツカ・カテリーナ(NHKディレクター)
キャスター:青井 実、中山 果奈アナウンサー>