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環境問題と神宮外苑再開発 坂本龍一さんの提言

最近では、紅葉だけでなく、新緑を青紅葉、青もみじといって、名所で、このシーズンをアピールしているのを見かけます。バレンタインに便乗したハロウィンのようですが。

京都では、東本願寺で、大きな法要をやっていたので、そそくさと去り、渉成園で一息つきました。静かな京都は3年間でした。

 

東京、私の仕事場への途中に、「ほぼ新宿のれん街」ができて外国人でも賑わってきたのはよいのですが、一本の大きく立派な桜の木がなくなって、開花の楽しみがなくなりました。海外から来た人にも見せたかったな。「葉桜が美しい」という人もいましたが、シーズン問わず、さみしいものです。

 

神宮外苑の再開発見直し訴求

明治神宮外苑は、ここから歩けるところにあります。一駅です。

 

<明治神宮外苑地区で、神宮第2球場の解体工事が始まり、再開発がスタート。3/22

東京都庁前でサイレントデモ。3/24

港区の住民グループは事業者に、対話型の説明会の開催を求める声明文を公表。4/19

反対する人が工事現場で260人のヒューマンチェーン(人間の鎖)で抗議。4/1>

 

坂本龍一さんが亡くなる直前、3月上旬、この再開発の見直しを求める手紙を東京都の小池百合子知事、永岡桂子文部科学相、都倉俊一文化庁長官、吉住健一新宿区長、武井雅昭港区長に郵送しました。

 

坂本龍一さんの言葉1

<「まだ立ち止まることはできるはずです。そうでなければ、美しい自然と景観を守ることができなかったことを子どもたちに詫びなければなりません。誤りに気づいたら考えを改める。ネイティブアメリカンに『7世代先を考えよ』という教えがあります。私たちは彼らのように賢明ではありませんが、せめて次の世代に美しいバトンを渡したい。まだできることがあるはずです」>

 

この地区は、風致地区として100年近く守られてきましたが、東京五輪を機に、都が建築規制を緩和しました。

事業者は、三井不動産明治神宮日本スポーツ振興センター伊藤忠商事株式会社の4社。

190メートル、185メートルのオフィスビルなど9つの高層建築を建てる。2036年に完了。当初の計画より樹木伐採を2割減らしたというが、743本も。

確か、国立競技場は、建設費高騰と巨大すぎるとの批判で、ザハ・ハディド氏の案が撤回された後、隈研吾氏が、景観を考え、高さを47メートルに抑えたはずです。

なのに、、。

 

坂本龍一さんの言葉2

<「、、、わたしは現在がんの闘病中で、今は音楽制作を続けるのも難しいほど気力・体力ともに減衰しています。残念ながら手紙を送る以上の発信や行動は難しい状況です。しかし、私のように多少名前が世に知られた者の声ではなく、市民ひとりひとりがこの問題を知り、直視し、将来はどのような姿であってほしいのか、それぞれが声を上げるべきだと思います。日々の生活でたった今・この時に声を上げることが難しい場合でも、次の選挙で意向を投影することは可能です。選挙も消費行動も等しい力を持って1票になると思います」3/29共同通信>

 

受け止めて、行動しましょう。