先にこの欄で管首相の浜岡原発停止をたたえたとき、まず、私は停止になることは考えられなかったのです。それがあれよあれよという間に暫定的とはいえ決定されてしまい、びっくりしました。菅首相のこのような指示を政経財界、官僚、メディアまで、聞くことはありません。だからこそ、大英断といったのですが、(他の原発のことも考えていなかったいつもの“へたの打ち方”に、私は独断とみたのですが…)すぐにこれはまた一連の流れ、つまりはアメリカの圧力と勘づいたのです。アメリカは、トモダチ作戦をしつつ、原発からは母艦も即、退避、その横須賀基地が150キロくらいにあります。
アメリカは、自国では日本の技術などで原発をつくり、日本へは、廃炉ビジネス、石油天然ガスビジネス、代替エネルギービジネスの方が儲かると、ふんだとわかります。内閣官房参与の平田オリザさんは、汚染水の海洋排出は、アメリカの強い要請と述べ、直後に撤回、謝罪しています。それにしても自民党の内閣不信任案はまだ出ていません。
提案即実行されるのはアメリカの指示、提案されたり約束されても実行されないのは、日本人の考えたこと、でアメリカの反対が入ったものとみておけば間違いないということが露骨になってきています。