fukugen(福言):出会い気づき変わるためのヒント

表現、創作、スピーチ、雑談のネタの欲しい人、今の自分と社会・世界を結びつけたい人、考えを深めたい人に

05.文化・芸術・スポーツ・日本人

盛岡角館紀行(2)

宮沢賢治記念館、再訪。賢治の世界に浸れる場所は、その名も、のり巻、いや花巻。何と賢治らしい。花巻ケンジとか、宮沢って賢治らしい名だわ!?そこを、ミートホープ、いや基い、イートポープでなかった、えっと、イーハトーブと名づけた。花巻農業高校にい…

盛岡角館紀行(1)

避暑にならぬ盛岡は、石川啄木記念館へ汗だくして行く。稲荷山のふもと、「かにかくに 渋民村は なつかりしけり」の渋民に。26歳で逝去。啄木という名は、まさに彼らしい。

日本の風景を守ろう

日本の風景(町の風景、山河)を守る、東洋文化研究家アレックス・カー。本当に愛していたら怒らなくてはいけない。淡楽雅遊、 醜い国になる日本を憂う。京都は病気、墜落という。安全、便利、妥協は、美しさを生まない。ニーズがなくてもやる日本の愚かさ。…

この頃の音楽映画

「スクリーミング・マスターピース」・・アイルランドの音楽史。ビョークほか、アイルランドの個性的なバンドが多数。それぞれ自分の音を見つける。個が前面、全面にあって、それがツールとして、楽器や声が使われている。ピアノもギターも、使い切っている…

ソムリエの世界(2)

自分の敵は自分。95年にソムリエ 田崎真也さんが優勝して以来、いない。ギリシャ ロードス島での世界コンクール。フランス語で行なう。44人の中で呼ばれたら、脱落という発表形式。そこで5位。決勝にいけず。「プロの自覚をもち、限界ここでよいと思わない…

ソムリエの世界(1)

ワインは樽のなかで血の出るような作業をしている。森林のガイド役という。ソムリエ 佐藤陽一さんは、37歳で独立店。お好み焼きから食の世界へ。パリでソムリエになると決め、修業。東京の高級店をやめ、ワイン修業の旅。

メディアとの付き合い方(3)

「民主主義国におけるプロパガンダは、政府の検閲や悪意による報道の歪曲でなく、マスメディアがもつシステムそのものによって、ごく自然に行われる」それでも、「市民が支配するオルタナティブなメディア」に希望を見出し、「本来なら人はごく自然に世界を…

メディアとの付き合い方(2)

人口20%富裕エリート層の「合意」で世界は作られ、残り80%は、考えず、関心を持たず、命令に従う。チョムスキーは、「メディアは気晴らしで民衆の脳を鈍らせる」という。人々はテレビの情報を鵜呑みにし、後はスポーツで気を晴らす。本当に重要なこと…

メディアとの付き合い方(1)

「チョムスキーとメディア マニュファクチャリング・コンセント」(カナダ1992)5年間に7カ国23都市で撮影されたチョムスキーの講演・インタビュー映像と、過去の記録映像を編集した長編ドキュメンタリー。キーワードは、副題の「マニュファクチャリング…

英雄カストロの実像(2)

この「偉大な革命家」はオリバーストーンに対して、30時間以上に渡ったインタビューの中身の削除を一切求めなかった。それに対し、アメリカは上映禁止処分にした。同時上映の「低開発の記憶」は今となれば、カストロのスピーチのみ光る。崩れゆくキューバの…

英雄カストロの実像(1)

映画「コマンダンテ」は、キューバの最高司令官フィデル・カストロのインタビュー映画。オリバーストーン監督自らが聞き役となって登場する、貴重なドキュメンタリー。撮影当時(2002年)のカストロは75歳であった。「私は国民の奴隷だ」「カウンセラーに頼…

幸せを呼ぶ黄色いワーゲン

映画「リトル・ミス・サンシャイン」(アメリカ 2006)は、鮮やかな黄色のフォルクスワーゲン・ミニバスでのロードムービー。その「壊れかけのミニバス」が壊れている家族を象徴している。末っ子に祖父は言う。「本当の負け犬は、負けることを恐れて何も挑戦…

「呼吸するように歌う」石川さゆりさん(2)

「人に好かれるようなことはしなくても自分らしくいられればいい」という境地になった。「私たちのような肉体表現者は、経験したことのすべてが何かの形で表現につながっている」―声も同じだと思う。いろんな声があるのに、歌で使われている声の貧しさからみ…

「呼吸するように歌う」石川さゆりさん(1)

「うたの呼吸を壊すこと。これが今の私のテーマなんです」「生活している時の呼吸は決して一定じゃないのに、うたの呼吸は規則正しい。驚けばハッと息をのむし、うれしい時、悲しい時、いろんな呼吸がある。声、呼吸でもっと生々しく歌えるんじゃないか、そ…

映画「グアンタナモ、僕たちの見た真実」(3)

あたしが思うに、人生は選択の繰り返し、運、勘もまた、鍛えておかないと、現実を知ることが、明日を予感させる。でも10年後までに、日本は大規模な食糧危機になりそうね。世界の半分は、環境を敵にせざるをえなくなり、今すぐ変えねばと思うのは、あたしと…

映画「グアンタナモ、僕たちの見た真実」(2)

もちろん、いざ遭遇すると、そううまくはいかないし、多くの事例は成功例だから、そうはならないかもしれないけど。だからこそ、成功への勘を磨いておくことよ。あなたと立場が逆だったら、主人公だけでなく、相手の立場からも人生を考えてみることで、より…

映画「グアンタナモ、僕たちの見た真実」(1)

グアンタナモは、あのキューバの米軍基地。そこにアフガニスタンに足を伸ばしたばかりに、4年ほど拘留された3人の英国パキスタン人の話。誰もがこうなる可能性があるのとともに、決して大昔でも、遠い国でもない、あたしもその直後にキューバにいたし。そ…

映画「善き人のためのソナタ」

33歳の監督がなぜこんな老練な映画を仕上げられるのだろう。ブレヒトはなつかしい。東西の壁が崩れた年、あたしはルーマニアにいた。そのときはチェウが殺され、2年後に再訪したとき、ディープパープルがきていた。その頃の東ドイツは、よく知らなかった。ナ…

映画「戦場のアリア」(3)

人間やめますか。「歌うことは、生きることに値するが、歌うに値するだけ生きているだろうか。」これは何を隠そう、あたしの名言だけど、このすばらしい地球、世界、日本、その東京に、僕らは住んでいる、君と住んでいる。戦争も自殺も人への悪口も、全て同…

映画「戦場のアリア」(2)

続けて、この映画と関係ないけど、人を殺した夜に、クラシックを聞く。殺さざるをえなかったら、きっとあたいも聞いていただろうさ。誰もがいつでも神にも、悪魔にもなりうる。歌なんてとっとと投げ出して人として、といっても、人なんてとっとと投げ出せて…

映画「戦場のアリア」(1)

この内容とまったく関係ない話だけど、いつも考えるの。誰もがきっかけさえあれば、仲良く争わなくなれるが、もしそうなら、人を救うための宗教、宗派争いなど起きなかったし、今頃どの宗教も交じり合っているのよね。誰もがいざとなれば、陰で悪口をいい、…

映画「ダーウィンの悪夢」

タンザニアのヴィクトリア湖のお話。これみたら、日本のプアなんて、リッチなものよね。仕事だってある。軍需産業の救いのなさ。ヨーロッパにクリスマスプレゼントして、アンゴラの子供に銃を。武器の商人。世界の大国と大企業とあたしたちの父母、近所の人…

東京オリンピックの話

東京オリンピック開催を荷った田端政治。昭和39年10月10日。最終聖火ランナーには、坂井義則氏を選んだ。彼は、昭和20年8月6日、広島で生まれた。「アメリカにおもれるために、原爆へのにくしみを口にしえないものは、世界平和に背を向ける卑怯ものだ。」と…

「硫黄島からの手紙」(2)

彼個人の意見と、彼の公職としての発言、ひいては、身の処し方を混同するような、そんな政府っていったい何なのだろう?国や国民を守るのに、政府の決定に従えないなら辞するべきだし。あの映画の栗林をみたらって感じで。ってなこといっても、何がわからな…

「硫黄島からの手紙」(1)

イーストウッドの第二弾をようやくみた。手紙というからお涙頂戴ものかと、少し気がのらなかったが、最初の20分は見事だった。栗林とバロン西の処し方。現実と映画は大きく違うだろうけど、見る意味はある。それに対して、久馬防衛相、あのような発言を防衛…

志の輔論

談志いわく、「私との違いは非常識のさいたるもの狂気が少ないことを自覚している。『ためしてがってん』に出ているうちはダメ。NHKという大衆という名のもとにおける常識の世界に身をおいとかないといけない。その状況の間に自分をおいておかないと。そ…

手塚治虫氏を偲ぶ

1988年 母校にて講演。「夢は二つ以上もってください。夢が一つしかないと、その夢が破れたとき、挫折してしまう。でも、二つ以上夢があれば、そうはならないでしょう。」最後のことば「仕事をさせてくれ。」平成元年2月9日死、昭和の幕を引いたVIPの一人…

「筆の軌道」

絵を書くには、観察力と再現力がいる。とめ はね はらい 強弱 余白イメージと、再現力(模写) 横線はバランスが勝負。1.長さ 2.反り 伏せ 3.向き のバランスがいる。まっすぐの線質 フレーズ 一画ずつ「寿」円 運動が大きいと活発に、小さいと女らし…

江戸・浅草めぐり

浅草、叶屋で手打ちうどん、羽子板の展示をみる。浅草寺のサイセン箱はでかい。東京都現代美術館 大竹伸郎展へ。モロッコ準備に、「カスパの男」を買う。江戸東京博物館に日本橋。東京大空襲の思い出を語る七十歳以上の方々。戦争の生きた記録がなくなってい…

伊奈かっぺいさんの授業(2)

授業の内容は、(「ようこそ先輩」より 例は、あたし作)1.自分の名前 反対によんでつなげてみる。 「イエマシクフ フクシマエイ 家増九布の福島英」2.名前の氏名どちらかを使い、一字を変えて重ねていく。 「アエイでイエイといったが、エエイままよと…