fukugen(福言):出会い気づき変わるためのヒント

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日本文化をさらう

お詣り、参られましたか。

あなたの、今年の志、何でしょうか。

 

◯柱と立てる

日本人は、神様を御柱(みはしら)#と呼び、その数を柱という単位で数えます。

大黒柱、床柱というように、柱は、中心、軸です。

「古代は、柱の文化、中世は、間の文化」と言ったのは、林家辰三郎です。

天の御柱#をまわって、日本の国々が生まれたのです。日本の神話です。

身を立てる、国を立てる、志を立てる、もまた、関連ワードでしょう。

 

#天の御柱

<天の浮橋という空に浮かんだ橋に立って、その沼矛を指し下ろしてかきまわしました。

潮をかき鳴らして、引き上げた時、その矛からしたたり落ちた潮が積もり重なって島になりました。この島をオノゴロ島と言います。このオノゴロ島に、イザナキ神とイザナミ神が天の高天原より降って、そこに天の御柱(みはしら)と八尋殿(やひろどの)を見つけました。>

 

◯形代

老子のいう和光同塵#、日本では、融合として、本地垂迹、権現の体裁をとりました。

鎌倉時代の途中からの、日本的仏教の興隆機運を、鈴木大拙は「日本的霊性」と呼びました。

形代(かたしろ)とは、形がそのようになるであろうように仕向ける代理のことです。巫女、踊り子、ダンサーの身体は形代です。もちろん、歌い手も。

 

#和光同塵(わこうどうじん)

<自ら発せられる知恵の光をやわらげ、世の俗塵に紛れること。如来や菩薩が、衆生済度のために、その無漏智の光をやわらげ隠し、人天欲界の塵事に混じって現れること。老子道徳経 第4章「挫其鋭、解其紛、和其光、同其塵」(wikitionary)>

 

 

◯日本の文化

日本の文化は、なかなか捉えにくいものです。

それは、変化するものへの愛着で、移ろいです。四季を愛でるところからでしょう。

また、融合、リミックスです。四季の移ろい、芽吹き、開花し、散る、

組み合わせも多彩ですね。カツ丼、あんぱん、カレーパン、いちご大福です。

そして、小さきもの、縮めたものです。盆栽、トランジスタポケモンです。

 

続けます。

紅白歌合戦と格付けチェック 大晦日と元旦番組

紅白歌合戦の擬似メタバース化 リアルの人間離れ

特別出演でデビュー50周年のユーミンは、最新のAI技術を使い、デビュー当初の荒井由実とのコラボ。新曲「Call me back」と「卒業写真」を歌いました。

ひばりさんのAIから、さらに完成度が上がり、特に映像では、リアリティが出ていました。

歌い終えたステージには、同じくデビュー50周年を迎えた郷ひろみさんが登壇、60周年の話、確約できることでしょうね。

もう、本人は要らない?

AIが作詞作曲演奏歌唱で可能なのですから、100周年もありうるわけです。

 

ディズニーから韓流、ジャニーズあたりでのステージでは、もはや、メタバースで紅白をしているのと変わらないように見えました。

こうなると、歌詞を間違えるとかステージで転んでしまうとかのようなことで、人間らしさを証明していくしかないかと。氷川きよしさんあたりを見ても、人間北島三郎さんにはならないし、なれないでしょう。2・5次元映像のようでもありました。

人間らしい動きとは、声とは、何か?ますます、難しくなっていきますね。
実におもしろい。の人で、紅白は、締めくくりでした。彼も歳をとりませんね。

こうした若さをさらにヴァージョンアップすると、超人となり、アンドロイドやサイボーグに近づいていくだけのように思えるのです。年相応に、太った?ジュリーを出してほしい。

(今の40代は昭和の頃の20代、実年齢では、5割減じてもよいのかもしれません。10年前には、3割と言ってたんですが、、、。郷ひろみさんは30代以下の身体能力でしょう。

今となっては、昭和の時代で実年齢30代でボスだった石原裕次郎さん、女王だった美空ひばりさんは、2倍の年齢にあたると考えるとわかりやすいでしょう。なんだこれは?)

 

[参考]

特論36.よみがえるAIでの美空ひばりNHK放送)2019.9.29新曲「あれから」における歌唱について|note https://note.com/breathvoice/n/nf136fdc58b7b



◯「芸能人格付けチェック!2023お正月スペシャル」1/1

耳だけで聞いて、どちらが上かを当てるというシンプルな判断を競う番組です。また、今年も取り上げ続けてしまいました。

味はTVで見ていてもわからないので、ここでは、音楽、ダンスに絞ります。

 

比較

 【ビッグバンド】東京キューバンボーイズVS大学生バンド

 【六重奏】楽器の価格の総額70億円VS600万円

 【ダンス】プロダンスリーグ「Dリーグ」の王者VS社会人チーム

回答者

 【チーム和田恵美子】和田アキ子上沼恵美子

 【チームGACKTGACKT

 【チームEXILE】TAKAHIRO、SHOKICHI

 【チーム乃木坂46梅澤美波与田祐希山下美月、久保史緒里

  ほか3チーム

 

音楽関係、今回は、歌がないので、難しいかと思ったのですが、クラッシックに疎い私にも分かりやすかったです。聞きたいかどうかのレベルです。プロの歌手たちが当てられないのは、本当におかしなことです。

もし、オーケストラの指揮者やヴォイストレーナーでわからない人がいたら、失格です。でも、いるのでしょうね。それは、演奏や歌唱の力よりも、耳の力が問われる職なのですから。

2年ぶり、闘病で幹細胞治療で病み上がりのGACKTさんは、パーフェクトで記録更新、高級ワインの品種まであてられるところが凄い。今回は浜田さんもけっこう当てたのです。

 

ステージの実力はあっても、音楽的な判断能力には大きく欠けている、それでも日本では第一線で続けられる、これはそうしたエビデンスのようなものですね。

(ダンスの設問で当てるのならダンスをみる能力はある、今回のは、踊らない私でも簡単にわかりましたけど。キレがマイケルジャクソンに近いのどちら?くらいでわかりそう。)

料理人に例えたら、第一線のシェフなのに味音痴というのは、絶対に、あり得ないと思うのです。

当てる自信のない歌い手は、いくらバラエティでも、出ない方がよいと思います。本当に業界の信用に関わるので、出てほしくないです。このくらいなら、あたりまえのように当ててほしいものですね。

 

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世界の動向 謹賀新年2023

紅白歌合戦、どうでしたか。

桑田佳祐さんらの歌は、昨年、取り上げましたね、半年前、下記に張付。

今年もよろしく、お願いいたします。

 

◯防衛費と給食費

安全保障環境の悪化で、日本も防衛費を増大させていきます。

でも、武器購入で、そのままアメリカの利益になるわけです。

軍事費より食料、まずは国公立の小中学校の給食費を無償にすればよいでしょう。

オリンピックだけでなく、コロナ関連医療費も、こういった軍事費も、すべては、利権となって回っているのです。もはや、相当の異常事態です。

 

ウクライナと台湾有事

アメリカはウクライナに武器を与え、血縁関係さえある近隣のスラブ人同士で戦わせています。台湾有事で、日本と台湾に武器を与えて、中国と戦わせるくらいのことは、わけないことでしょう。

ウクライナは、中国に、日本の脅威である空母を供給し、北朝鮮から飛んでくるミサイルのエンジンを送ったとも言われています。

日本もバイデン大統領も保守的に動いているようにみえますが、いつも布石を打つのは、アメリカです。

思えば、かつて、フランクリン・ルーズベルト大統領は、フロンティア精神にのっとり西部のインディアンを制圧して太平洋に進出した過去の延長上に、日本まで制圧しようとして、実現したわけです。

 

◯対米包囲網

中国は、サウジアラビアとエネルギー分野で協力し、原油輸入を拡大する考えです。サウジは、日本と同じくアメリカの同盟国でしたが、中国に寄ったのです。

 

◯ 世界史の大転換

もはや社会主義革命の恐れはなくなり、資本と国家が結びついての帝国主義復活になっています。今は、国家でなく多国籍企業機関投資家が主導します。労働者階級への再分配を抑えます。

思い当たるのは、1997年のアジア通貨危機で、これは新自由主義グローバリズムの結果です。規制緩和や自由化を推進していくと、力のある国、富豪の個人が、一人勝ちして独占するのです。

資本主義は、均質な労働力を生み出す国民国家とは、相性がよいのです。

 

◯パワーシフト

佐藤優氏によると、18世紀から、4つのパワーシフトがあったといいます。

1番目、大英帝国、パックスブリタニカの時代、覇権国vs新興国

自由貿易での植民地化、新興国保護主義で自国産業発展、さらに群雄割拠、帝国主義での侵略となります。イギリスはアメリカを通じて、まだ、その影響力を保持しています。

2番目、イギリスvsロシア、ドイツ、日本、アメリカなど新興国の勃興。

3番目、戦後パックスアメリカーナ、電気と自動車の技術開発。

ポスト冷戦、アメリカのコンピューターと情報通信技術。

4番目、リーマンショックから後の一国主義から多国間主義。

もう、アメリカ一国に重きをおけないのです。

 

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紅白歌合戦、亡くなった人2022

SASUKE、森本くん、惜しかったですね。

 

紅白歌合戦

紅白歌合戦、もはや、歌手を知らないでなく、読めない、のでは。

もち、書き取りも難しそう、では?

ミレイ、miletとか、ストーンズSixTONES

 

韓国からは、5枠。国際色偏りすぎ。

[紅組]IVE(初出場)アイブ/6人「ELEVEN 」

LE SSERAFIM(初出場)ル セラフィム/5人「FEARLESS 」

NiziU(3回目)ニジュー/9人「CLAP CLAP」

TWICE(4回目)

[白組]JO1(初出場)ジェーオーワン/11人「無限大」

 

◯覆面シンガー

覆面というのは、プロレスの覆面の連想からです。

Ado、『うっせぇわ』の女子高生シンガーとして2020年に大ブレイク。今年は、映画『ONE PIECE FILM RED』の関連曲がチャートを賑わしました。

ずっと真夜中でいいのに(通称「ずとまよ」)

yama、#

ヨルシカ (男女2人組)

などが、代表でしょう。

Ado、ずとまよのボーカル、ACAね、これでアカネと呼びます、、、。ヨルシカのヴォーカルのsuisは、女性。yamaは未公表。

 

姿を出さないのは、歌や音楽に集中するためでもあるでしょう。

ジェンダーの問題にも煩わされない。女性として、歌手もまた、女性シンガー、女性アイドルなどと、性別つきで括られてきました。歌は、優劣としては男女差はないものの、声には明らかな違いがあるので、複雑ですが、私は、女性優位の分野と捉えています。歌の女王は各国にいますが、王様は少ないですしね。

日本の歌手だけとはいえませんが、特に日本ではTVの普及後、ルックス、スタイルやファッション、ダンス、立ち居振る舞いも含めて、パフォーマンスで評価されてきたきらいもあるのでしょう。安室奈美恵さんや浜崎あゆみさんを思い浮かべたら、明らかでしょう。

リアルを放棄した方が話題にもなるし、日常生活での顔ばれでのストレスもないでしょう。今は、マチュア時代もネットの世界で知られていくので、そのままの活動ともいえるでしょう。案外と純粋な声、歌、音楽の力でもある分には好感がもてますが、著しくデジタル加工されているのも多いですね。

 

#Yama <年齢、出身地、素顔などは非公開。素性を明かさない理由について、「自分に自信がない」「自分自身の素性で作品の邪魔をしたくない」からだと語っている。メディア・ライブ出演の際には目元を覆う仮面を付けた姿で活動する。(Wikipedia)>

 

かつて、もはや、古すぎますが、大手の銀行員の小椋佳さんが、おじさんlっぽいビジュアルを封印していました。ラジオや有線、レコードの時代に歌は大衆文化の華に、そして、ポピュラーになりました。

その後もテレビに出ないアーティストもたくさんいました。

海外のアーティストなども、レコードジャケットに顔が出ていなければ、かなり後になって顔を知ることになりました。私にとっては、ライオネル・リッチーなどの風貌には、結構、驚きました。まず、ラジオ、そして、レコードという順で、接していたのですから、声や歌、つまりは、歌い手とは、喉のよい人だったわけです。顔や表情、歌い方は、想像の世界だったのです。

それが、マイケルジャクソンあたりから、ビジュアルやダンスなどと総合的なものになっていったのです。PVが出てきて、MTVなどでリアルに見れるようになったからです。

 

 

◯AIアナウンサーと人間のアナウンサ

 NHKは、2018年「ニュースのヨミ子」というキャラでAIアナウンスを活用、2019年以降

、地方のラジオの気象情報番組にも使っています。深夜の情報やWebニュースの読み上げなどに利用してきました。朝の「おはよう日本」をはじめ、全国放送のニュース番組でもほぼ毎日、伝えています。

業務の効率化に使いつつ、視聴者を慣らしているように見えます。

 

AIにニュースを読ませることについてのNHKの回答では、

アナウンサーの人員は限られている。

負担軽減・働き方改革につながる。

編集・技術スタッフの仕事も削減できる。

とはいえ、

突発的に入ってきたニュースや逐一、状況が変わる災害情報など、切迫した声で避難を呼び掛けたり、現場から臨場感ある報道をしたり、個人的な感想を述べたり、ゲストと対話しながら番組を進めたりすることは、アナウンサーでないと、まだ難しいですね。

臨機応変な対応や状況を読む力、その場に行くことなどが求められるケースです。

取材、インタビュー、番組の企画や演出、構成を考え、スタッフと作り上げるなど、アナウンス以外の仕事でも、人間しかできないことは残るでしょう。

「AIアナウンスは人間の業務の一部は代替できるが、人間を代替するものではない。人間のアナウンサーの仕事はなくならない」。NHKの広報担当者。(yahooニュース12/16)

 

◯本年の逝去68名

高見知佳  あき竹城 笠浩二    佐藤蛾次郎 水木一郎    八奈見乗児    渡辺徹 崔洋一 

 アルバート・ピュン    アイリーン・キャラ はたのぼる    梁田清之    大森一樹    村田兆治    酒井くにお 仲本工事 ロビー・コルトレーン 北村克哉 松原千明    辻萬長

オリビア・ニュートン・ジョン 三宅一生 市田ひろみ 大竹宏 小林清志 メアリー・アリス 島田陽子 ポール・ソルビーノ デビッド・ワーナー ボブ・ラフェルソン 

中丸シオン 藤井裕久 安倍晋三 高橋和希 ジェームズ・カーン 山本コウタロー 佐野浅夫 イビチャ・オシム 矢島稔 ジャック・ペラン 佐々木史朗 ジェームズ・オルソン 柳生博 松島みのり 藤子不二雄A 白川義員 エステル・ハリス 山本圭 宮崎学 野田知佑青山真治 高橋国光 宝田明 ウィリアム・ハート 志垣太郎 西村京太郎 井上倫宏 稲畑汀子 川津祐介 西郷輝彦 松鶴家千とせ 新田早規 西村賢太 石原慎太郎 柳原一成 海部俊樹 井上昭 高橋和

祈冥福。

彼らを偲びつつ、新春を迎えようと思います。

よいお年を。

今年の政局と日本の先行きのヒント

◯日本人の自立心の喪失

一年を振り返ると、安倍内閣では、外交はともかく、内政面では、モリカケ、桜、東北新社など、まるで独裁政権のように、権力を私物化し、身内優遇がはびこりました。

国会もマスコミも私たちも、おかしなこと、間違っていることを正せないどころか、解明さえできなかったわけです。大人として、後世に悪い見本を残し続けています。

「責任は感じている」とか「責任は私にある」とか、責任ということばだけが安易に使えるようになり、岸田政権も受け継いで何度も使用しています。どんどん、言葉の重み、言葉の責任がなくなりました。

無関心とスルー、不正に怒らず諦めたとき、言葉が空回りし出したとき、亡国へと歩み始めます。

 

アメリカからの独立を

アメリカの「自分の国さえよければ良い」というのは、「自分さえよければいい」という個人主義の延長上のあります。それは、自由競争を生み、世界の秩序を乱し続け、アメリカの覇権を守ってきたわけです。自由にあこがれた日本人に、日本人の生き方、いや、人間本来の生き方を忘れさせていきました。

 

欧米を除くと、世界中が反米に寄っていっています。アメリカが何をしてきたのか、世界は知っているのです。そういうなかで、日本だけはアメリカに忠実を尽くす、そこだけは義理と人情のような、一方的な忠誠心、いや依頼心があるのでしょう。

国土を焼け野原というジェノサイドにあったのに、占領下で余った小麦粉を配ってもらって助かった、その恩にずいぶんと報いてきたのです。その間、マインドコントロールされてきたともいえます。

 

◯大局観を取り戻す

欧米とイスラムやアラブ、さらに中国、東洋など西洋以外の思想、それらを融合できるのは、日本が最も適しているでしょう。

少なくとも、20世紀には、戦後にもそういうことを考えている人もいた。なのに今はそういうことさえ考えられない、それどころでなくなってきたのが、この20年だったのではないでしょうか。

となると、昭和に戻り、「超国家主義」などから、学び直すのも、よいかもしれません。グローバリズムでもナショナリズムでもない方向として、個人が国家を超える、近代的な自我からの解放の方向において、です。

私は来年、日本の思想を丸山眞男#あたり中心に復習したいと思っています。

天皇制の原理でなく、個人の心がより高いものを目指していたところについて掘り下げていく、今となれば、個人の倫理観に根ざした世界をめざしていくべきでしょう。

 

朝日平吾と山下容疑者

暗殺ということでは、1921年、銀行王、安田善次郎を刺殺したのは、朝日平吾でした。戦後恐慌で、貧富の格差が最大になったときで、米騒動の3年後です。

これが、1ヵ月後、原敬の暗殺に結びつき、その後、5.15事件、2.26事件となるのです。

どうも、今の日本と重なりませんか。

それまでの暗殺は、権力に対する義憤、でも、これは支配者への平等を訴えるものでした。

もし、山上容疑者が、自分の家族の不幸での私怨、旧統一教会だけでなく、今の貧富の問題に対し反旗を広げて行動したのであれば、英雄視され、厄介なことになっていたでしょう。

 

 

 

#丸山眞男(1914年- 1996年)
<日本の政治学者、「丸山政治学」「丸山思想史学」と呼ばれる。日本政治思想史・近世儒学の研究、超国家主義論、福澤諭吉論ほか。>

 

#超国家主義

<丸山眞男による造語。スープラナショナリズム - 国家を超越した国際組織が権限を担うという概念。具体例は、欧州連合(部分的に政府間主義)、フィクションではあるが、地球連邦。

もう一つは、ウルトラナショナリズム - きわめて尖鋭的なナショナリズム国家主義)、ファシズム全体主義などを指すこともある。(Wikipedia抜粋)>

 

 

日本の改革 選挙区制度 マイナカード

衆院小選挙区改革実施で10増10減、また都市の票が増えます。もう議席減らせよ!

 

◯選挙区制度と政治家と官僚

優秀な人材が、政治家になることが、早急の課題です。小選挙区制度#は、1つの選挙区で1人しか公認されません。結果として、忖度する人が出世するのです。

また、内閣人事局で、官僚人事を押さえつけるようになりました。優秀で官僚になりたい人がいなくなりかねません。時代の読めない頭の固い人しか官僚にならないなら、この日本も先がありません。同じような政治家とタッグを組んで、これまで以上に、日本の将来性を食っていくでしょう。今の日本の官僚機構は、はっきりいって、民主主義の敵です。

 

#中選挙区制から変わった経緯とその後の変容については、
<衆院選は、小選挙区制のままでよいのか?  ~世襲の優先、政策通議員の減少…数多い課題を考える~ | キヤノングローバル戦略研究所https://cigs.canon/article/20211108_6331.html

>

 

◯日本の組織制度

何が物事の本質なのか、それこそが大切なことです。

そこを個人として追求すること、それを許容する組織であることが必要でしょう。

日本では、組織ができていくときには柔軟なのに、一旦、固まると、過去の事例だけで進められる傾向が強いのです。仲間意識、争いを避け、改革のできない、民族的?特性なのです。

 

◯マイナカードのリスク

衆議院内閣委員会で、立憲民主党の山岸一生氏が次の文書#を示し、政府の見解を求めました。12/16

「パスワードさえわからなければ安全です、銀行のカードと同じです。」と言っても、どれだけのお年寄りが、カードのパスワードを漏らして、詐欺被害を被っているのかを考えたら、わかることでしょうに。

パスワード1つで、マイナーポータルにアクセスできるのは、どう考えても悪用される危険が大きいのです。

もう6000万人以上が利用しているので、「使っている人は、気をつけてください」としか言いようがありません。メールでさえ二重三重のセキュリティーチェックが考えられてきたのですから、そのくらいセキュリティは強化するべきではないでしょうか。でも、そうすると使いにくくなるし、身体に埋め込む?

 

#文書のタイトルは「国家公務員身分証の個人番号カード一元化における問題点等について」
<政府は2016年から
中央省庁でマイナカードの身分証利用を実施、2015年11月、内閣官房警察庁公安調査庁、外務省、防衛省が連名で政府に提出した。

問題点として「紛失・盗難等により、職員の氏名、住所、年齢等を所属省庁とともに把握できる」とし、外国情報機関などが取得したり、一般人がネットで拡散したりすると「職員やその関係者に対する危害・妨害の危険性が高まる」と指摘。

社会保障や納税などの個人情報もマイナポータルにアクセスすれば閲覧できる。

「個人情報を一括して盗まれ、それらを基にした職員個人に対する不正な働きかけに利用される可能性が否定できず、最悪の場合、秘密情報の流出につながる」と身分証との一元化からの除外を求めている。>

 

 

◯未来の社会に向けて

監視、忖度、タレコミと、こうした民主主義は、平等主義が行き過ぎることで壊れます。

また、何をするにも、助成より発展が、前提です。

パワフルなものが出てこないと、未来は開けず、縮こまっていくのです。

今の日本には、過剰さが必要不可欠なのです。

紅白の凋落と歌の力

◯歌の力と「人間観察バラエティーモニタリング」

紅白歌合戦をリアルでみなくなって、何十年たつでしょうか。

TV番組「人間観察バラエティーモニタリング」12/22では、岡本知高高橋洋子さんのサプライズの舞台で、歌で感動させることを実演で伝えています。出だしの一声、一フレーズで引き込むと、いつも言っていることが、実現、実証されている好例です。

昔の紅白は、そういう歌での歌手たちの、その一年のヒット作を中心とした競演だったわけです。NHKの選出、選曲の愚かさは、指摘し続けてきましたが、リアルで見なくなってからは、もはや別物と思ってきました。

日本の歌を、のど自慢、紅白などで戦後、広げつつ、最大の貢献をしたのに、平成以降の紅白でダメにした。歌に関して、のことでして、年越しのお祭り、お楽しみなら、それはそれで、。

 

紅白歌合戦の歌

紅白、白組最多出場の郷ひろみさんはともかく、ジャニーズ事務所から6グループ。民放でもないのにNHKへの貢献度によって選ばれている、昔からの悪しき風習でしたが、あからさまに極端になりました。歌と関係ないなら歌合戦の歌をとりましょうよ。

2006年から毎年、ジャニーズから司会者、来年は大河ドラマ「どうする家康」は松本潤さんが主演で、キムタクさん絡みでの、工藤静香さんの選出、その長女も出るようです。

次に、アミューズ福山雅治さん、星野源さん、パフューム。朝ドラや大河ドラマにも多数の出演。2024年の大河ドラマ「光る君へ」主演は、吉高由里子さん。大泉洋さんの提携先でもあります。

さらに、業界のドン雅朝さんのJME所属の篠原涼子さんと鈴木雅之さんの出場に至ってはもはや、、。

と言いつつ、なんかPRにもなっている、で、いいですけど。

 

歌の力が衰えた今、役者や声優、お笑い芸人などで、お祭りを維持しなければならないのは、理解できます。

歌に関しては、裏番組の「年忘れ日本の歌」が引き受けているのでしょうが、もはや養老院慰問イベントです。

紅白は、質の高さでは、声や歌や音楽より、他のこと、豪華な舞台演出技術で保持されてきたのです。でも、その裏では、オリンピックと同じく、あらゆる癒着、駆引、挨拶から差し入れ、楽屋と桁違いに、複雑な政治が行き交い、昭和そのものの体制を引き継いでいるわけです。レコード大賞も昔は大変でしたが自滅していきましたね。

 

◯それでも絶対的な歌の力

歌は、しっかりした歌い手でセッティングされたら、いつでもどこでも、すごい力があるのです。マイクも演出もいらないほどです。声だけ、音だけで、、テレビでもこれだけ伝わるのですから、生で聴いたら、その感動は比ではないはずです。

こうしたバラエティーの番組、「モニタリング」のようなドッキリで、歌や歌手を使うのは、今の時代らしいといえば確かにそうなのですが、やむを得ないのかもしれません。

それでも、若い人が初めて聞く歌で、瞬時に感動や感涙するところを見れば、歌の力がいかに素晴らしいかわかるはずです。

昭和の歌ばかりを言っているわけではありません。今も覆面歌手たちが、大ヒットを生み出しているのが、その証拠でしょう。これについては長くなるので、後日、論じます。

 

歌が音楽的になるにつれて、声の力を失い、総合的なパフォーマンスに変わっていった、海外でも同じ傾向にありますが、特に日本の歌い手の退化においては、残念でなりません。よい歌い手が埋もれたり育たなかったり、評価されない、、。

とはいえ、アーティストである以上、客やメディアの責任でなく、それを超える力のなさとみるしかないのです。それにしても支える体制の貧しさは、目に余るほどです。いつまで、他の人の評価やランキングでしかみられないのでしょうか。

お笑いならM1優勝、小説なら芥川賞で、まさに一躍、時の人になります。もちろん、歌こそ最初に、こうしたスターを生み出す登竜門番組やオーディションがあったものでしたが、、。

 

◯昨年の紅白の後日ブログ

変わり映えしねえな。

 

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