fukugen(福言):出会い気づき変わるためのヒント

表現、創作、スピーチ、雑談のネタの欲しい人、今の自分と社会・世界を結びつけたい人、考えを深めたい人に

日本文化をさらう

お詣り、参られましたか。

あなたの、今年の志、何でしょうか。

 

◯柱と立てる

日本人は、神様を御柱(みはしら)#と呼び、その数を柱という単位で数えます。

大黒柱、床柱というように、柱は、中心、軸です。

「古代は、柱の文化、中世は、間の文化」と言ったのは、林家辰三郎です。

天の御柱#をまわって、日本の国々が生まれたのです。日本の神話です。

身を立てる、国を立てる、志を立てる、もまた、関連ワードでしょう。

 

#天の御柱

<天の浮橋という空に浮かんだ橋に立って、その沼矛を指し下ろしてかきまわしました。

潮をかき鳴らして、引き上げた時、その矛からしたたり落ちた潮が積もり重なって島になりました。この島をオノゴロ島と言います。このオノゴロ島に、イザナキ神とイザナミ神が天の高天原より降って、そこに天の御柱(みはしら)と八尋殿(やひろどの)を見つけました。>

 

◯形代

老子のいう和光同塵#、日本では、融合として、本地垂迹、権現の体裁をとりました。

鎌倉時代の途中からの、日本的仏教の興隆機運を、鈴木大拙は「日本的霊性」と呼びました。

形代(かたしろ)とは、形がそのようになるであろうように仕向ける代理のことです。巫女、踊り子、ダンサーの身体は形代です。もちろん、歌い手も。

 

#和光同塵(わこうどうじん)

<自ら発せられる知恵の光をやわらげ、世の俗塵に紛れること。如来や菩薩が、衆生済度のために、その無漏智の光をやわらげ隠し、人天欲界の塵事に混じって現れること。老子道徳経 第4章「挫其鋭、解其紛、和其光、同其塵」(wikitionary)>

 

 

◯日本の文化

日本の文化は、なかなか捉えにくいものです。

それは、変化するものへの愛着で、移ろいです。四季を愛でるところからでしょう。

また、融合、リミックスです。四季の移ろい、芽吹き、開花し、散る、

組み合わせも多彩ですね。カツ丼、あんぱん、カレーパン、いちご大福です。

そして、小さきもの、縮めたものです。盆栽、トランジスタポケモンです。

 

続けます。