◯異質なカリスマへの共感、自己同一化
ファンが好きなチームを応援し、そこでの勝った負けたで、感情移入するのは、よくあることでしょう。そこで選手を殴りつけでもせぬかぎり、問題ありません。
スターなどが暴力沙汰に巻き込まれたことなどは、もう日本ではありません。
ただし、その分、言葉の暴力は、増しているのです。
なにより、若い選手のメンタリティも、言葉に敏感になっているのです。
一方で、以前にも指摘してきた通り、
貧しい弱者である若い人が、
オリンピックで活躍する選手を応援するのはよいとしても、
世界のグローバル企業のトップ、いや、日本のIT長者やブラック企業のトップマルチもどき商法の頭のような人にまで、
共感して賛同するのは、なぜだろうと思うのです。
これは、自分と異次元である選手への応援とは違うはずです。
自分よりも豊かに稼いでる人たちに、自ら、毎月課金されたり投げ銭をするのです。
いつかそうなれるとか、将来的にはそうなるかもという同一化、
これなどは、感情移入の行き着く先、その現象の一つかと感じるわけです。
そこでは、大きな錯覚をしています。こちらがどんなに貢献しても、万に一、そうなれないことは明らかです。
エセ宗教のカリスマのように、彼らは、その人をハグして搾取して優遇したりすることもないのです。それどころか、名前さえも知らないのです。
なのに、自分の生活が変わるように思うのでしょうか。
そのまま、頂き女子りりちゃん#の構図です。fukugen.hateblo.jp
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