◯『君たちはどう生きるか』論 吉野源三郎のベストセラー
<「特別編 宮﨑駿と青サギと...『君たちはどう生きるか』への道」5/9NHK
スタジオジブリの映画「君たちはどう生きるか」はいかにして作られていったのか。独占密着7年間の記録。映画監督・宮﨑駿とプロデューサー・鈴木敏夫の不思議な関係。「脳みそのフタをこれまでになく開けた」と宮﨑が語った映画作りで起きていたこと。12月に放送したプロフェッショナル仕事の流儀「ジブリと宮﨑駿の2399日」の特別編。>
この映画のタイトルの由来となったのが、
吉野源三郎著の「君たちはどう生きるか」。
宮崎駿監督の自伝的な映画でなく、
このベストセラー本のほうで、取り上げます。
主人公コペルくんは、謝罪の手紙を書き、自分のしたことの責任を負おうとする。
でも、そのようなことは、考えるまえに、身体が動いていなければいけません。
考えるほどに、自分の身が危ないとか考えて、動けなくなってしまうからです。
気づいても、よく考えても、行動に結びつかないのなら、
気づかせてよしとする、
おじさんの教えこそ、理屈にとらわれている、
そこから、出られなくしているという状況です。
将来に対して、教えて、気づかせて、成長させる物語です。
次には、行動できたらよかったのですが、またもや、、。
今のコペルくんにも、できることはあるのに、
行わないのは、
気づかせて終わり、というのは、
私には、鈍すぎる対応に思うのです。
身体に身についていないのです。
大人になるまで待つ、としても、
せめて、武道やスポーツで身体を鍛えにいくなど、
行動に移して欲しいところです。
考えるのは大切ですが、それは何のために、
変えたり変わるためには、実践が必要です。