「アイドル誕生 輝け昭和歌謡」#を見ました。
1970年代、日本のアイドル歌手の全盛期を創出した「スター誕生」などを中心に、作詞家の阿久悠とプロデューサー酒井政利、作曲家都倉俊一の活躍。桜田淳子、山口百恵、ピンクレディらの軌跡を追うドラマ番組でした。(NHK BS 2024/1/2 2023/12/1)
スターからアイドルへ時代が変わり、プロの作詞家と作曲家が、才能を競い合った時代。そこから、サザンオールスターズ、中島みゆき、秋元康氏などへとのつながり、あるいは断絶を、映画のように、うまくまとめあげていました。
◯ハラスメントのボーダー
自分がそうされたように、後輩や部下に試練を与えることによって乗り越えさせていく、力をつけ、強くなっていくのだという考えは、一概にいじめとは言えません。しかし、状況や関係性で大きく変わるものです。
同じことをされたのに、感謝する人もいれば恨みを抱く人もいる、極端な場合、自殺などということが起きることもあるからです。
要は、相手の受け止め方次第です。
だからこそ、そこは、法で一線を引くしかないのです。
殴って怪我させたら傷害罪で逮捕、これは、違法、やってはいけないことです。誰でも判断できます。証拠も残るからです。
怪我で病院となると診断書が出ますが、
心理的に傷つけたなどというと、
そのボーダーラインは、あいまいで、グレーゾーンは広いです。
ハラスメントが、受け手の気持ち、感情を元に決定されるとなると、どうしても無理が出るのです。
たとえば、それ以上のことを耐えてきた人は、こうしたことを被害と思わないのです。誰もが乗り越えるべきプロセス、試練と考えます。そこでの弱者、いや、耐え切れなかった人の心情にまで、神経が行き届きません。実際に後で考えると、ためになったということがあるからです。その時点でわからないこともあれば、後で考えが変わることもあるからです。