◯ブラジルに30年ぶりの勝利、男子バレーボール日本
バレーボールネーションズリーグ男子予選ラウンド、男子日本代表は強豪ブラジルと対戦。フルセットでジュースの末(25-23、25-21、18-25、22-25、18-16)、30年ぶりの勝利を果たした。日本は無傷の7連勝。「龍神日本」とか。本当に強くなった日本チーム男子。
◯日本の生産性
日本のGDP#は、まだ世界第3位です。でも、私たちに直接関係するのは、一人当たりのGDPでしょう。昨年度、日本の一人当たりGDPは、名目で444万円、実質で436万円です。1996年の17位から、38位に下がりました。
中国はGDP世界第2位ですが、一人当たりでは76位です。これは日本の4割くらいです。
そう考えてみると、1968年から長らく2位に座していたGDPというのは、人口がそれなりに多かった日本で、一人当たりの労働時間が長かったからで、自慢できることではないのです。でも、それも自慢できることか。
労働時間が増えて所得が増え、その分、貯蓄に回していたわけです。
でも、1968年、西ドイツを抜いて2位というのは、西ドイツも敗戦国ですから、アメリカ以外、戦勝国は、メチャ、経済弱かったんですね。
円安が進むと、お金の使い勝手は悪くなります。
まわりの国で物価が上がっていくと、当然のことながら、日本でも物価が上がり、暮らしにくくなるでしょう。
日本では、労働時間がどんどん減っていったので、技術革新や生産性向上があっても、一人当たりのGDPは下がっていたのです。
サービス残業など、労働力時間が反映されてない場合も多かったのです。
正社員は労働時間が長かったのですが、今は非正規社員の方が多くなっています。
とはいえ、個人ベースでみると、まだまだ豊かな国だと言えなくもないのです。
#日本のGDP
<2022年度 実質548.5兆円 名目561.9兆円
GDP成長率2022年度(前年度比) 実質1.4% 名目2.0%>
<GDPは、内閣府が作成して発表。国内で新たに生み出されたモノやサービスの付加価値の合計。商品には、原材料費・部品などが必要であるが、それらの値段は最終的にできた商品の価格に含まれるので、外して計算する。
付加価値とは、一定期間内での 売上(生産高)-原材料費=付加価値
国内の付加価値を単純に合計したものを「名目GDP」(名目国内総生産)という。
そこから、物価変動の影響を取り除いて一国内の総生産額を出したものを「実質GDP」(実質国内総生産)、その算出に使われる物価指数をGDPデフレータという。
「実質GDP」の前年度比での上昇率をパーセントで表したものが「経済成長率」となる>