文字の偉業について、先日述べたので、メディアについて調べてみました。
〇文字読めない人、人口の半分の世界
およそ70年前、1950年、世界の人口は24億人。
わずか70年前には、今の3分の1だったのですね。
「世界の人口、何人と習った?」で、その人の年齢がわかりますね。
私が覚えているのは45億人かな。
で、メディアは、テレビはアメリカで800万台、イギリスで50万台、ラジオが1億8千万台。1940年代、世界での非識字率(文字が読めない)は51%、人口の半分は、話しことばだけを使っていたのです。
言語は6,000くらいでも、文字の種類は300ほどといわれています。
もちろん、日本は例外的に、識字率の高かった国でした。
国力の元は、教育です。
いろんな古文書、あるいは大福帳などを見ると、その細かさに驚かされます。
池上彰の今どきの常識アップデートという番組を見ていたら、
今の若い人たちが、日本が国として、けっこう貧乏だと思っていることに驚きました。
実際はまだGDP世界第3位の金持ち国です。でも著しく貧困化していっているのは確かなので、彼らの意識の方が先をいっているともいえます。でもよいのか、それで!
◯世界競争力ランキング2021
スイスの国際経営開発研究所(IMD)が発表。日本は64カ国中31位です。
それでも、前年の34位から3つ順位を上げての31位です。国内経済、雇用、科学インフラの項目で評価され、政府の財政状況や企業の経営慣行の評価が低かったそうです。
スイスは1位。2位はスウェーデン(前年は6位)、3位はデンマーク(2位)で、
前年に1位だったシンガポールは5位に後退。
日本は、ランキングの始まった1989から1992までは、ずっと1位でした。
ついでに、このところ話題の半導体についてのデータです。半導体は、産業の米と言われていて、日本がなんと世界の半分を占めていた分野ですね。トランジスタ、真空管など、そういえば、昔、千葉は茂原の双葉電子工業と仕事をしたことを思い出しました。
◯半導体(ICインサイツのデータ)
1990年日本が49%アメリカが38%
2000年日本が25%アメリカが49%
2020年日本が6%アメリカが55%日本以外のアジアが33%