◯世界分断とラーメン日本一で学ぶデータの嘘
日経が、TVのCMで
「ロシアのウクライナ侵攻に対し、非難36%、中立32%、ロシアに同調32%(6/28日経朝刊)
分断は想像以上に進んでいる、どうしてこうなった？考え伝えるより自由で豊かな世界のためにNIKKEI」
と流しています。
世界の分断を人口比で出す？国別比も頭に入っている人があまりいないのに。
国内問題で精一杯のアフリカの人口をもって、分断といえるのかということですね。
とはいえ、世界から米英が支持されなくなっているのは、確かですね。
山形市がラーメン9年連続日本一を逃したのに、(3年平均値での)「9年連続日本一」と掲げたのは、すごい執念、というか、愛嬌ですが、
データって、使う人が意図をもってあげるというわかりやすい例です。
餃子の三つ巴の争いとかも、日本一の何がよいのかわかりません。宮崎、浜松、宇都宮。
学校ぐるみでの対策で、全国学力テストで、日本一をめざすような県と同じですね。
ランキング好き日本人、受け取る側の問題ですけど。
#ラーメンにかけた外食費用で、新潟市が9年連続の日本一を目指した山形市を抑えて初めて日本一となりました。(2/14NHK 総務省家計調査)
新潟市は1世帯当たり1万3734円、9年連続の日本一を目指した山形市を300円上回りました
◯情報の使い方
私は、じゃらんや食べログを利用しています。そこに多くの人が、本音の感想や体験を書き込んでいます。それは、タイパー#からも役立つ情報ですが、書き込む人々と自分が違うほど、使えません。若い人やファミリー層など、同じ人々に通じることが書かれています。
夫婦二人で頑張っているようなお店、地方の、国を離れてきた人のエスニックなお店なんかは、実際の味よりも、高い評価になります。チェーン店が低いのは、訴訟#で取り上げられました。
ともかくも、こうしたデータによって、市場競争が過熱、店にも早期に大きな差がついてしまうのです。
ま、試していると、ランキングやデータの偏向がみえてきます。必ずしも、正しくないこともバイアスのかけ方も。騙されないための訓練ですが、なによりも、自分の好みや優先度との違いから、自分を知ることもできます。
#タイパー タイムパフォーマンス、かけた時間に対する満足度を表す。最小の労力で最大の成果を得ることを重視するZ世代が、使い出して広まった。コスパ(コストパフォーマンス)にあやかった。
#食べログ訴訟 東京地方裁判所は、食べログによるアルゴリズム変更が独占禁止法で禁止される優越的地位の濫用にあたると認定し、焼肉・韓国料理 KollaBoを運営する韓流村に対する3,840万円の損害賠償金の支払いを命じました。即日控訴。
◯ニュース
ニュースというのは、知識を得ているようで、ノイズに振り回されていることになりがちです。ニュースを知らないからといって、ほとんどの場合は、何の問題もありません。
私は30代、テレビも新聞もほとんど見ず、週刊誌程度のまとめ情報だけで過ごしていました。その頃、流行したドラマや歌、ワイドショーの話題など、まるっきり実体験で欠落しているのです。でも、支障ありませんでした。
今も情報をとる時間は、とても少ないです。
自分が影響を与えられないことを気にしなければよいのです。自分が影響を与えられることだけに集中することです。それには、自分が楽しめる得意な分野を見つけることです。そこに、焦点を絞り込むことです。すべては、そこにつながってきます。
◯スマホ依存からの脱却
まず、スマホの使いすぎはやめましょう。それで、鬱になるともいえますし、鬱になるとスマホを使う、依存するとも思われます。
紙の本を読む方が、長期的な記憶に結びつくという説もあります。手触りという触覚を伴うからです。もう、ナイフで鉛筆を削れず、りんごも剥けなくなりつつあります。これは、能力の衰えであり、偏りです。手を動かすことを見つけて、続けましょう。
