明日は、サッカー日独戦。
カタール、大会経費42兆円(3000億ドルとか2,000億ドルとか?)、競技場の冷房完備。東京五輪でも、1.5兆円に満たないのですから、今さらながら、エネルギーの価値を思い知らされます。差別問題#や抗議活動も入り込み、目が離せません。
「ロストフの14秒、知られざる物語」(NHK)、前回ロシア大会の決勝トーナメント、ベルギー戦、ベスト8まであと一歩だった試合、特集番組で復習しました。
#差別問題 FIFAの規定は、あらゆる差別を禁じています。2002年から国際人種差別撤廃デー(3月21日)に合わせて差別反対キャンペーンを始め、2006年には懲罰規定を改定。人種差別的な言動に対する罰金や試合開催の禁止を含む厳しい処罰が盛り込まれました。
◯デジタルネット社会の情報寡占化
デジタルツールの発展と普及が、人の思考回路から情報の受け取り方、生き方を変えています。
SNSでは、顧客でなくとも、どんどん情報を吸い上げられているのです。私たちの関心がどこにあるのかのデータを、私企業が集積しています。
私たちは、アプリをほとんど無料で利用し、助けられているからです。これを相互扶助の関係とみてよいのでしょうか。
◯データを支配するのは
ビックデータを収集するような大企業は、最適なサービスを提供すると言いながら、人間に対するリスペクトやプライバシーへの配慮に欠けていることが多いです。
かつては、共産主義の中央集権的な体制よりも、アメリカの分散型経済が有利でした。
しかし、即断の求められるネットワーク社会では、全体主義的な専制国家の方が、データーが支配する社会にするのに、有利なのです。
それは、戦争でも、マスコミの眼を気にする欧米より、全体主義国家が有利だったのを思い出します。今も、兵士を死なせられないアメリカやEUより、ロシアの方が有利ということです。
ただし、以前は隠蔽できたことの多くが、デジタルネットワークで全世界に晒されるようになったのは、よいことです。
プロパガンダ戦でもありますが、嘘がバレるのも早い、
とはいえ、大きな嘘は隠され続けているのでしょう。
◯デジタルスコア
デジタルスコアについては、どうも中国がお手本になっているようです。やがて、権力者によって決められた行動をとらなくては、すべての行動が規制されることになりかねない予感がします。
自由主義の国でも、ネットによるブランド化での格差がどんどん大きくなっています。それは、企業や店だけでなく、個人にまで波及しています。デジタルタトゥの問題なども絡み、複雑です。
◯人間のデバイス化
いずれ、フィジカルとデジタル、つまり、個人のアイデンティティーを融合させることになるでしょう。その技術はできており、実用化されています。デバイスが肌に移植されるだけでなく、脳にまでつながるようになるのです。
難民やワクチンでの追跡調査でも、一部、利用されているそうです。
#デジタルタトゥー
ネット上で公開された書き込みが、拡散すると、完全に削除するのが不可能であること。当人の意図に反して繰り返し複製され、ネット上で急速に拡散(いわゆるストライサンド効果#)、半永久的に残る。
#ストライサンド効果
情報を隠蔽したり除去しようとしたりすると、かえって拡散させてしまう現象。
アメリカの歌手バーブラ・ストライサンドが、2003年、自宅の画像の公開を差し止めようとして裁判を起こしたが、かえって世間の関心を集める結果になったことに由来する。(Wikipedia)