◯マスク着用対策エスニックジョーク
「その国の国民にいうことを聞かせるには」
という例でよく出されるパターンを借用すると
アメリカ人には「マスクをする人は、英雄だ」
ドイツ人には「マスクをするのが、ルールだ」
イタリア人には「マスクをすると、モテます」
日本人には 「みんなマスクをつけていますよ」
となります。
イギリス人には、「マスクをするのが、紳士」
フランス人には、「マスクはしないでください」
ロシア人には、「ウォッカが飲めます」
中国人には、「食材があります」
国民性の違いを笑うジョークです。
沈没船ジョークが著名ですね。船長が沈没しそうな船から乗客を減らすために飛び込ませるためのせりふが、このような代表例です。
日本人には「みんな飛び込みましたよ」です。
◯同調圧力と忖度
ということで、国際的にも長らく、ちゃかされている日本人の同調圧力ですが、
電車内でも街中でも、まだ、ほとんどの人が、マスクを着用しています。
まわりに誰もいないのにマスクをして、犬の散歩をしている人や自転車に乗っている人を見かけます。まさに「みんながしているから」という同調圧力です。
確かに、この挙国一致、団結につながるでもあろう、同調圧力は、日本の感染者数や死亡者数を、抑えることに役立ったのかもしれません。
本当のところ、どのくらい効果があったのか、不明ですが。その9割は、無駄な自己満足の努力であったと思うのですが。
同調圧力での行動とは、言うなれば、思考停止による行動です。
それがよくないのは、個別にもっとも適切な対応、臨機応変によりよい対応を考えて実践することを阻んでしまうからです。
日本の政府や専門家が、「自宅以外では、いつでも絶対にマスクを着用するように」と言いませんでした。強制や義務を課していないのですから、それぞれがしっかりと考えて対処すれば理想なのです。なのに、私たち日本人はまわりをみて、そのようにしなくてはいけないと思い込み、それに従ってしまうのです。忖度精神が根付いているのです。
その結果、心身の事情でマスクをつけられない人など、とても生きづらくなるのです。風邪や喘息で咳をする人も同じです。
◯日本人の同調圧力
日本人が、今もマスクをしているのは、なによりも人目を気にするからです。
となると、いちいちマスクをつけるか外すかなど考えて、外すのも面倒になり、そのままにしているのです。
「普通ではない」とか「おかしいこと」とわかっていても、少々の不便は我慢して、耐え忍ぶのです。
それだけなら、まだよいのですが、そのうっぷんが、我慢をしない人たちに向かうのです。まるで隣組、自警団のように、今度は、同調圧力を加える側にまわるのです。
さすがに、直接、「マスクしろ」と注意する人はそれほどいないでしょうが、嫌な感じで見る、視線で伝えるわけです。日本人ですから、それを察して、マスクを外せなくなるわけです。ハイテキスト文化です。
自分が面倒で勇気がなくて、マスクを外せないなら、せめて、外している人を応援まではできなくとも、認めてあげましょう。スルーしてあげたらよいのです。
人と違うことをする人を排他的にみないようにしましょう。
目の前で咳でもされない限り、迷惑でもないのですから。
被害妄想や不安感は、なによりも自分ののメンタルによくありません。
◯自分は自分 他人は他人
私たちは、個人としては、同調圧力に負けず、自分なりに真実を探求し、自分やまわりの状況や状態を把握し、それに最も適切な判断をして、日々、実践していくことです。
コロナ禍では、ある意味で、日本という国の体制、人材などが、これほど貧弱になっていたことに、私も驚かされました。それを謙虚に認めて、根本的に改善していきましょう。
自分と違う考えを持つ人を許容していくトレーニングと思って、この機会を活かしましょう。
自分で決める、
人の視線を気にしない、
人と違う言動の人をそれだけで嫌悪したり排除しない、
今後、感染以外にも、非常事態や想定外のことが起きたときや理解し難い世代と接するとき、外国人や移民が増えたときなど、ストレスを感じにくい体質になれるでしょう。