コロナ禍オミクロンの第七波、拡大しそうです。
14日、新たな感染者は9万7763人で、2日連続で9万人超え、
東京都では、新規感染者は1万6662人。3日連続での1万人超えです。
◯専門家の役割と判断
日本のおかしなこととして、専門家より、政治家やアマチュアの世論が、専門分野においてさえ大きな影響を及ぼしてしまうことです。まるで多数決のように世論をみて、行動してしまいがちな人が多いのです。
個々の体験談や自己診断は、あてになるとは限りません。その情報は、鵜呑みにするものではなく、それを元に専門家が、本当の原因、目的を探っていくためのものです。
コロナ禍が、本当の非常事態という状況は、実のところ、最初だけだったわけで、そこでの経験を今後の大切な教訓としなくてはなりません。
そこでは、後追いばかりの対応でしたが、運良く、コロナ禍の弱化のおかげで概ね、凌げたのです。それは、たまたまの結果で、いまだに収まった理由もわかりません。
放っておけば何とかなるというという悪い先例とならないとよいのですが。
◯同調圧力の回避
専門家でない私たち、未だに専門家が誰なのかわからず、専門家としてリーダーシップをとれる人もいないし、そういう体制もつくれない日本政府の元で、私たちはどのように備えたらよいのかを考えましょう。
あのときは、コロナ自警団、コロナ八分のようなもの、他罰的な集団がでてきました。
今、マスクをしない人への冷たい眼差しも、それに通じます。それは、他の人を断罪する風潮につながりかねません。
たとえば、避難所では、そのなかの一部の人が空きのあるホテルに行くのさえ、許せない空気がでてきます。体の弱い人からでもよいから利用すれば、行く人も残る人も、よりよい環境になるはずなのに、です。
誰かが得するのをみるよりは、自分も含めて、皆で損をすることが、平等と思っている人が多いのです。妬み、嫉み、恨みが、掻き立てられるのです。
こうしたことは、日本に限りませんが、どうも日本人には、皆で無理に平等に耐えようとする気質が強いようです。それで乗り越えてきた民族なのでしょう。心身については、個人差があり、その考えは、フェアではありません。
同調圧力でのサービスの均質化、平等第一主義というのが、非常事態に対応できないのは明らかです。細かく状況を見て、最良の個別対応をすることで、全体の助けにもなることを知らなくてはならないのです。
究極には、いわばトリアージという合理的な考え、トリアージタッグ♯です。
◯ワクチン
ワクチンについては、薬の安全性と有効性とは、二律背反です。よく効く劇薬ほど、毒薬でもあるのです。ですから、答えはなく、それぞれの自己判断に基づくしかないのです。
♯標準的トリアージタッグ
黒- カテゴリー0(無呼吸群)死亡、または生命徴候がなく、直ちに処置を行っても明らかに救命が不可能なもの。
赤- カテゴリーI(最優先治療群)生命に関わる重篤な状態で一刻も早い処置をすべきもの。
黄- カテゴリーII(待機的治療群)基本的にバイタルサインが安定しているものの、早期に処置をすべきもの。一般に、今すぐ生命に関わる重篤な状態ではないが処置が必要であり、場合によって赤に変化する可能性があるもの。
緑- カテゴリーIII(保留群)歩行可能で、今すぐの処置や搬送の必要ないもの。完全に治療が不要なものも含む。
搬送・救命処置の優先順位は、I → II → IIIとなり、0は最後に救護所へ搬出される。(Wikipedia引用)