斉藤佑樹選手が引退、日ハムに入団したときを思い出しました。あれから11年、私は試合も見ていませんが、通算15勝26敗、1軍での登板回数は88試合だったそうです。マーくんこと田中将大選手に甲子園で再試合、投げ勝って、早大でも六大学通算31勝と華々しかったのですが、田中選手のプロでの大活躍に隠れたり引き合いに出されたり。ユニフォームでなく、わざわざハンカチを取り出して汗を拭く、その爽やかさにフィーバー、「ハンカチ王子」は、流行語大賞に入ったわけです。ドラフト1位でとった選手は、そう簡単に切れないそうですが、11年という在籍もまた実績です。栗山監督がふがいない成績に終わらなければ、まだ活躍が望めたのかもしれません。甲子園球児がハンカチを使った、そこから本人と全く別なところで、イメージが作られ期待が先行し、とやかく言われ続けた1人の選手が球界から去るのです。お疲れ様でした。
創造とは、新しい関係の発見であり、組み合わせで創り出すものです。
身近なものに、情報を関係づけて、自分の人生を充実させていくのです。
法則や表現についても、同じでしょう。
客観的なものがあって、そのなかでの法則を
科学的に証明したところで、
自分自身との関係をつけなくては何にもなりません。
生々しくリアルに突き動かされる体験から
どう想像して表現を創造していくのかでしょう。
表現したときに、その切り口が現れ出るのです。