fukugen(福言):出会い気づき変わるためのヒント

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情報の意味と格差、利用法 キングオブコント

キングオブコント2021、出演順は大きいと思いました。M1もですが、審査員の評価がいつも見所です。蛙亭ジェラードンのキャラ作り、ザ・マミィが印象に残りました。空気階段の1回目のネタが頂点でありました。M1を超えてきたようにも思いました。

 

情報は、具体的な状況においてこそ

初めて意味を生じます。

具体的とは、個人的で、あなたの生きていく状況に

照らし合わせてということです。

 

そして、アクセスビリティー(アクセスのしやすさ)によって

情報格差が生じます。その点、無料で膨大な情報に

すぐアクセスできるネット検索は便利です。

インフォメーションならそれで充分でしょう。

でも、生きるために本当に必要な情報とは、なんでしょうか。

 

ネットは、新聞などと違い、情報の出来事の全体における位置づけがわかりにくいものです。

出どころもあいまいなことが多く、同じ人の発言でも、既存のメディアのように第三者のチェックが入りません。言いたい放題に、意味があるというのではよいかもしれませんし、新聞の提示する世界構図にとらわれないということにはなります。それで情報を位置づけられるだけの見識を持つ人は、そうはいないでしょう。まずは、社会の公器を利用しましょう。

 

ネットでは情報がフラットに出てくるので、再生回数が多いものが重要なもののように思い込みやすいです。多くの人が言っているから正しいとも限らないのに、少数の人が何度も言っているものまで真実味を増して受けとられがちです。

未だ、世論、空気、感情とことばのニュアンスだけで動き、事実や理論や根拠をみないのが、私たち日本人です。もっともネット情報に親しみやすく翻弄されやすい国民でしょう。

ネットをメインでいくなら必ず反論を探して、両面からみるようにしましょう。

 

「取材をして、事実をありのままに語る人は1割で、あとの1割は嘘つき、8割は、時間とともに内容を変えてしまうそうです。」養老孟司氏の著作にあった保阪正康のことばです。

誰かに聞いたからと言って、どこまでの事実かはわからないということなのです。