◯日本人と言語
日本人は、意思伝達に、言語を磨いてこなかったのです。
明確な意思の伝達が、日常的に不要だったのでしょう。
和を重んじ、内輪揉めせずに、察して生きてきたからです。
「日本語は作戦の変更伝達するには、不向きな言語であった」
作戦の遂行には、情緒が排除された言葉と思考が必要です。
俯瞰性や網羅性のある思考、戦略に優れた言語でないと難しいのです。
日本人の第二次大戦まで、
壊滅戦は、島原の乱くらいしか経験がなく、
敗戦での収め方に思慮がなかったのです。
大東亜戦争は、なんとなくの雰囲気で始められ、
それゆえに長く止められなかったわけです。