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ことばの虚無化と声からの身体性の復活(6) /大谷翔平選手の難

大谷翔平選手、大変ですね。

オープンマインドのアメリカの文化、

伴侶も通訳のことも。

説明責任文化、日本の政治家も見習うべきでしょう。

 

 

◯心身からの声

 

それには、どのように対抗していけばよいのでしょうか。

そこに真実性を担保するには、身体しかありえないでしょう。

 

かつて、オカネの信用を保証していたゴールド、金本位制のようなものでしょうか。

実在するモノとしてのゴールド、それは限られているから価値が保証されます。

それが、今や、国の信頼も揺らぎ、仮想通貨に支配されかねない状況です。

 

アバターでなく、実在する身体、その感覚と密接に結びついていることばを見つけるのです。

その点で、もっと、わかりやすいのは、身体から出ている声の判断です。

感情、気持ちを伴う生の声です。

そこでの共感、信頼です。

 

「ことばでは何とでもいえるけど、本音は声に表れるよね」

というのが、まさに論理でなく身体の世界への信頼のように思うのです。

 

身体は、一人ひとり、違います。

昨日と今日でも違います。

なによりも感情、気持ちと強く結びついています。

感情、気持ちは、紛れもなく、自分のものです。

 

そこに宿ったものこそが、個性かもしれません。

いかにきれいなことばでいえても、声の表情は隠せません。

 

話すことより、聞くことの大切さ、

話し下手が話し上手より好かれるなどといった昨今の風潮は、

そのあたりを鋭く突いているように思えます。

 

 

fukugen.hateblo.jp

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