◯今、振り返るベトナム戦争と日米
世界中に紛争を消しかけ、何百万人もの人と殺戮したアメリカ。
ベトナム戦争の番組#を見ました、「マクラマナの誤謬」#と言うものです。
戦後、何年も経ってベトナムを訪ねた元米国国防長官マクラマナが、当時、勝利したベトナム北軍の司令官ボー・グエン・ザップに、「なぜ和平交渉に応じなかったのか」と聞きます。
彼はこう答えたのです。
「必要であれば、私たちは100年でも戦うつもりでした。我々にとって自由と独立ほど尊いものはないからです。」
アメリカは、アジアが共産主義にならないように、自由な社会を守るために、と戦っていたはずです。結果、ベトナム戦争で、ベトナム人は300万人亡くなった。アメリカは、6万人。
当時、日本の基地から、B52爆撃機も米兵も、ベトナムに行ったのです。
戦後、戦争に参加せず、一人も殺していない日本というのも、こうしてみると誇れるものでありません。犠牲者は同じくらい、太平洋戦争では、日本人の死者310万人、米兵の死者は、ベトナム戦争より多く10万人。
日本は降伏し、ベトナムは降伏しなかった。
いまさら、その違いを云々しても仕方ありませんが、、
日本のその後の歩みは、アメリカを増長させたように思えてなりません。
今となっては、アメリカのように世界中で殺した恨みを、日本は、直接、買っていないからこそ、アメリカにできないことがやれる、いや、やらなくてはならないと思うのです。
もう、アメリカが中国に仕掛けている「台湾有事」とかに乗っかっている時代ではないはず、です。
#映像の世紀バタフライエフェクト「ベトナム戦争 マクナマラの誤謬」
<数字にばかりこだわり物事の全体像を見失うことを「マクナマラの誤謬」という。社会学者ヤンケロビッチによる。米国防長官を務めたロバート・マクナマラ。データ分析を駆使してベトナム戦争に勝利しようとしたが、数値では計れないベトナム人の愛国心やアメリカ市民の反戦感情に目を向けず、300万以上の犠牲者を出す戦争を招いた。5/29NHK>