fukugen(福言):出会い気づき変わるためのヒント

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ディグニティセラピー プラン75

 

◯死が身近になると、、

 

私は、若いときから早逝を予期して生き急いでいました。それは、ともかく、若いときから、死を考えておくのは、大切なことと思います。

また、歳をとるにつれて、いろんな方とのお別れが多くなります。病院に運ばれたり、手術をしたり、身近に起きます。

年配の人から順に亡くなっていくというセオリーでもなくなっているので、自分のことも時に見つめ直し、それなりの準備もしておくことを考えます。

 

◯「プラン75」#

主演は本作が9年ぶりの主演作となる倍賞千恵子さん。自死の権利の問題です。

 

<#『PLAN 75』2022年6月公開された映画。日本・フランス・フィリピン・カタール合作。75歳以上の高齢者に対して自らの生死の権利を保障し、支援する制度「PLAN 75」の施行に伴う制度の対象者たちや市役所の職員、スタッフの苦悩を描く。監督は本作が長編映画初監督となる早川千絵、第95回アカデミー賞外国語映画賞部門 日本代表作品。{Wikipedia)>

 

 

 

 

◯ディグニティセラピー

「ディグニティセラピーの質問」を引用します。

1.これまでの人生について少し教えてください。

特に、あなたがもっとも憶えている、あるいはもっとも大切だと考えているのは、人生のどの時期でしょうか。もっとも生き生きしていたと感じるのはいつのことですか。

2.あなたのことで、大切な人に詳しく知ってほしいことや、特に憶えておいてほしいことがありますか。

3.これまでの人生であなたが果たしてきた役割(家族の中での役割、仕事での役割、社会的な役割など)の中で、あなたにとってもっとも大切な役割は、どの役割ですか。どうしてそれがあなたにとってそれほど大切なものなのですか。その~という役割では、どのような役割を果たすことができたと思いますか。

4.これまでやり遂げたことで、あなたにとって、もっとも重要なことはなんですか。もっとも誇りに思うのはどのようなことでしょうか。

5.あなたから、大切な人に伝えておかなければと感じていることや、もう一度時間をとって伝えたいことが、何か特別にありますか。 

6.あなたの、大切な人に対する希望や夢にはどんなことがありますか。

7.あなたが人生から学んだことで、誰かに受け渡したいと思うことはありますか。大切な人へ受け渡したいアドバイスや指針にはどのようなものがありますか。 

8.大切な人が将来に備えるうえで役立つように、伝えておきたい言葉や指示などはありますか。 

9.この手紙は(大切な人の手元に)ずっと残るものですが、ほかにも入れておきたいものはありますか。

(訳は、エンドオブライフ・ケア協会)

 

#ディグニティセラピー

<終末期を迎えた患者の苦痛や苦悩を和らげることを意図、(終末期がん患者のQOL維持)には、尊厳(dignity)の維持が有効であるとの考えで、カナダ・マニトバ大学精神科医チョチノフ博士が考案した短期精神療法的アプローチで、9つの質問からなる。

死期に近づいた人が質問に答えることで,これまでの人生を振り返り,自分にとって最も大切になったこと,まわりの人に一番覚えておいてほしいことについて話す機会を提供する。

緩和ケア提供者の終末期患者に対する援助となるもの。

本人の尊厳を取り戻し、本人の言葉を大切な人に宛てたメッセージとしてまとめることで、取り戻した尊厳を、世代を超えて維持していくことを可能にするもの。メッセージを書くのは、本人ではなくセラピスト。>