エイプリルフール、桜が満開ですね。🌸もう、4月、日が長くなりました。
皆の前で褒めないでください、のようなタイトルの本が書店に並んでいました。
<「先生、どうか皆の前でほめないで下さい: いい子症候群の若者たち」/3/18発刊
金間 大介 (著)
ほめられたくない、目立ちたくない、埋もれていたい……。今、こんな若者が激増している。
・「成功した人もしない人も平等にしてください」
・選択の決め手はインフルエンサー
・「浮いたらどうしようといつも考えてます」
・LINEグループで育まれた世界観
・もう「意識高い系」とすら言わない
・上司からの質問を同期に相談する
・自分に自信はないけど社会貢献はしたい
令和の時代の重大異変を、イノベーションとモチベーションの研究家が徹底分析!>
私には、20年前くらいから、徐々に思い当たっていくようなことでしたが、
ますます一般化したんだなあ、という感じです。
私が、彼らに話すとしたら、次のようなことになるでしょう。
人間の社会、平等というようなことはありえない。
自分一人で考えることを大切にする。
根拠のない自信で構わないから、腹を据える。
自分のためになるように動くことに社会貢献を具体的に結びつける。
自分にみえない人や多勢やまわりの人を恐れるな。
まず自分を豊かにすること、力をつけること。
褒められよう、目立とう、浮いていこう。
そうすると、本当の自分や友達、自分にいい人に出逢えるよ!
◯謙譲しすぎる日本人
日本のへりくだり文化は、外国人に、褒め言葉に対し感謝を示すこととは、反対のように受け取られかねないこともあるようです。
「いただきます」は、謙譲表現です。「何々させていただく」という表現も使いすぎです。
どうも、すべてにわたって、自分が、ではなく、相手に応じてそうする、という受け身形をとるのです。
これは、頭を低くしておけば波風が立たないという日本古来の風習といえます。
迷惑をかけない、まわりを考える、目立ちすぎない、内にこもる、自分の意見を主張しない、
それらが、日本人の美徳でもあるのですが、皆が皆、そうなってしまうと、日本は自滅してしまいます。
◯もう時代は変わった
日本では、昔から、生活の隅々まで決められた規範に従って生きることがよいとされました。
それは、未だ校則や制服などに根強く残っています。
そのほうが合理的でもあるのは、確かなのですが、
自分で考えない、ただ従っておけばよい、となりがちです。
昔は、そのほうがうまくいったからに違いありません。
しかし、もう、そうではないのです。
そのように見えるかもしれないし、全くその通りというようなところも、まだまだあります。しかし、そうしていると抜けられなくなるのです。
今の年配の人は、それで成り立たせてきたのですが、
これからは、もう、そうではないことを
しっかりと自覚して行動することです。