fukugen(福言):出会い気づき変わるためのヒント

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「バイデン大統領の吃音」

バイデン大統領は、幼い頃から吃音で悩んだそうです。自伝『Promises to Keep』の第一章は「障害」です。子どもの頃、小学校で朗読中に質問され、答えようとしてついどもったところ、教師は「バ、バ、バ、バ、バイデン君」と話したので、彼は教室を飛び出して帰宅。母親はバイデンを連れて学校に行き、抗議にしたといいます。

 

以下、ジョー・バイデン前米副大統領の自伝『Promises to Keep』より。

 

高校では、生徒が朝礼でスピーチをすることになっていたのに、初め、吃音でバイデン氏は免除されました。「今日でさえ、その時感じた不安感、恥ずかしさ、強烈な怒りを、当時と同じくらい鮮明に思い出すことができる」と記しています。彼は吃音克服のため、鏡に向かってエマソンやイエィツの詩を暗唱する練習を繰り返しました。高校の卒業式では、一度もひっかからずにあいさつをできたそうです。

 

政治家になってもバイデン氏が演説中にどもることはあります。バイデン氏は「精神的な重荷があるからといって、誰も肩身の狭い思いをさせられることはないし、誰も一人で重荷を担わされるべきではない」と記しています。