◯自己表現、生命力としての声
声の力で直接、アートと接してきた私は、
現実的な対処が問われる現場でも、少しでも、身体に宿る、
そういう天与の力を伝えようとしてきました。
それは、生きがいに結びついていく自己表現力であり、
本来の意味での自己治癒力でもあります。
アーティストには、障害をものともせずに生き切った人が多いです。
人間は、遊ぶことを楽しみ、生きていく存在です。
好きなことや興味のあることを広げて深め、
結果、喉や心身のためになる、
それが、これからのメインになっていくとよいと思います。
ですから、喉を根本にして、呼吸や発声のところから、
しぜんと声がよくなるようにしていきたいと思っています。
日常的に声をきちんと使えるように整えておくのです。
声は見えませんが、聞こえます。
とても効果がわかりやすいのです。
それは、声、ことば、おしゃべり、朗読、歌と、人生の楽しみにも関わってきます。