◯自己責任論否定からの自由の履き違え
本当の弱者を救おうとするのは、大切なことなのですが、
戦後、日本では、命を大切にするあまり、なのか、
自由というのが、選択する権利であることを、
つまり、そこには、選んだ自分の責任が伴うことを忘れている、
あるいは、学んでもいないように、思われるのです。
いっとき、自由主義の流れで、
たとえばMBA流経営などがもてはやされた挙げ句、
日本では、大半、失敗して、
その後、新自由主義も行き詰まった、
そうしたことでの反動もあったのでしょう。
あたかも、「自己責任」という言葉が、禁止用語のようにみなされたのです。
しかし、平等というのは、この場合、機会の平等であり、
それは、誰でも何でも選択ができる、人に迷惑、危害を加えなければ、
というものです。
そこで自由に選択した以上、その結果は自分が引き受けることになるのです。
それをあたかも、結果の平等と、履き違えているままなのです。
機会の平等であるのに、
努力しなくても同じように、平等に権利が与えられる、
結果の平等かのように、考えているのです。
自分が選んだのに、その結果は、自分の責任ではない、
自分は悪くないと主張できる、
そのような風潮になりつつあるのです。
いや、選挙にも行かず、自由の権利さえ、行使せずに、
文句を言っている人だらけになったのです。
◯テイラー・スウィフトとアメリカ大統領選
アーティストの選挙に行こうという呼びかけに応じるのはよいとして、
若者の3割が、そのアーティストの支持する候補に入れる、
というのは、、、、
アメリカの将来も、こうした若い国民で担われていくんだな。
<グラミー賞の授賞式が4日夜、ロサンゼルスで開かれ、シンガー・ソングライターのテイラー・スウィフトさんの「ミッドナイツ」が最優秀アルバム賞を受賞した。同賞受賞は4回目、歴代最多を更新。
スウィフトさんは、2020年の大統領選でトランプ氏を批判し、バイデン氏支持を表明。
彼女は、東京ドーム公演の翌日、2/11のスーパーボウルの観戦に駆けつけ、バイデン氏支持をぶち上げるのではないか、との臆測が飛び交っている>
<「彼女の人気が今後、政治力(political force)となっていくと信じられる理由はいくつもある。Newsweek誌最新号によると、全米有権者の約18%、若い有権者10人中3人が『スウィフトさんの支持する候補に投票する』と答えている>