インフルエンザ、コロナ禍も収まっていないようです。まだまだ、要注意です。
2024年第9週の定点当たり報告数は13.96(患者報告数68,883)となり、前週の定点当たり報告数16.76よりも減少した。 |
◯溶連菌にも注意
のどが痛い、熱が出る症状の場合、まず、インフルエンザや新型コロナウィルスが思い当たるでしょう。もしかすると、溶連菌#感染症かもしれません。A群β溶連菌という溶血性連鎖球菌です。 これは、抗生物質で治療できます。
インフルエンザともまぎらわしいようです。溶連菌が活発なのは11月から4月ですが、それ以外でもかかる可能性はあります。感染経路は、咳、くしゃみの飛沫感染と、タオル、食器などを通して感染する接触感染があります。
簡易検査キットもあります。診察日当日に検査が可能です。約15分程度で結果がでます。
抗生物質を飲み、24時間経過で感染力はなくなるそうです。症状も2~3日で治まります。熱が下がり、他の症状もなければ出かけられるそうです。
注意点、症状が治まったからと薬をやめないこと。溶連菌は、薬をやめた途端に増殖を始めます。処方された薬は全て飲みきる。再発してしまうと、急性腎炎やリウマチ熱、血管性紫斑病、中耳炎、気管支炎などの合併症を引き起こすなど重症化してしまう危険もあります。
<#溶連菌 潜伏期間は約2~5日。のどへの感染に引き続き、発熱(38~39℃)、手足に小さな赤い発疹、舌の表面に赤いぶつぶつ(苺舌)などの症状が出る。風邪のように咳や鼻水が出ないのが、特徴。
学童に多いが、最近、成人でも増えてきました。扁桃腺の弱い方がかかりやすい。家族間での感染率は20~60%と高い。
溶連菌の症状としては、全身倦怠感、発熱(38℃以上)、唾を飲み込むとのどが痛い、のどや扁桃腺が腫れ、口の中に白い部分がみられる、咳やくしゃみがほとんど出ない 、鼻水、鼻詰まり等の症状があまりない、腰、肘、膝、足など関節の痛み、腫れて熱を持つこともある。 >
< 厚生労働省、先月11日までの1週間に報告されたインフルエンザの1定点医療機関あたりの患者報告数は、全国で「23.93人」で5週連続で増加。総数は11万7652人です。 6064の施設で休校や学年閉鎖。
新型コロナの患者数は、全国で「13.75人」で、前の週の「16.15人」から減少。>