◯世界の統一思想
やがて、1つの国に世界がまとまる、
移民の国のアメリカのように、
というのは、子供の頃の私の漠然とした思いでした。
そういう面では、日本人の多くも、理想は世界は一つ、グローバリストだったのでしょう。
しかし、それは人類が一致団結しないとならないケースに限られるようです。
たとえば、宇宙人が現れ、地球を攻撃しに来たら、のように、
歴史を学ぶうちに思うようになりました。
人類や地球の危機に、一時的には、統一が成し遂げられたとしても続かないし、
それが理想でないことは、いろんな地での民族独立運動が絶えないことでもわかります。
世界統一という理想は、現実的には不可能だと思い知ったのが、
21世紀初頭の9・11でしょう。
とくに理想がアメリカではないと、日本人も思い知らされたのです。
そのはずだったのですが、、、
そのように平和に統一された一つの社会は、ありえない、
いや、冷戦終結からの流れで、
その頃には、もうよくないということは、わかっていたわけです。
人類存続のために、多様性の必要性も説かれ、普及してきたのです。
身近なところで、法律が変わり、ショッピングモールができ、そのせいで商店街がさびれてしまい、その後、そのモールが競争などで、なくなってしまい、立ちゆかなくなった街がたくさんあります。モールは、採算がよくなければ撤退するからです。
これは、まさにグローバル化のために、足元の生活がくずれた例です。
かつて、先進国のプランテーション#政策によって、アジア、アフリカなどで、自分たちの生活圏が破壊されたプロセスと同じことに他なりません。
そして、
宇宙人の代わりに、コロナ禍が地上で猛威を振るい、
そしてまた、それを再確認させたのです。
それは、悪いことだけではなかったと
なるように思いたいものです。
#プランテーション(plantation)
<熱帯、亜熱帯地域の広大な農地に大量の資本を投入し、国際的に取引価値の高い単一作物を大量に栽培する(モノカルチャー)大規模農園またはその手法をさす。>
ここでは、アパレルのブランドではない。