fukugen(福言):出会い気づき変わるためのヒント

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旧態然の日本の政治体制

◯政治家と官僚

官僚は、前例に基づいてルールを作ることは、できます。

しかし、ヴィジョンや価値観に基づいて、それを実現するための新しいルールまでは、作れません。そういう役割でもなく、資格もないのです。

であればこそ。見本があると、力を発揮します。

 

江戸まで中国を、明治維新後、西洋を、そして、大戦後、アメリカを見本に歩んだ日本のルールは、向こうのルールに合わせ、ひたすら早く追いつくことでした。

それには、日本人は、優れた民族であり、すごい組織力を発揮してきたのです。

極東まで逃げのび、そこでずっと大陸の文化を受容してきた歴史的な実績があります。

 

ただし、そこは、今となると、丸ごと、AIに置き換わっていくところです。

 

ヴィジョンを掲げ、新しい未来を決めていくのは、政治家や起業家です。

政治家は、立法権をもつからです。

本来、秘書は、その政策の立案のために必要であり、そこにお金がかかるのです。

なのに、日本では、そうでないところばかりに、金が使われます。

 

献金した者への利益誘導が優先されます。村の仲間内、優先です。

日本の将来のためのヴィジョン、価値観などは、放っておかれてしまいます。

その上のこと、その先のことは、考えずに、いや意識もせずに、物事が動いていくわけです。

まさに、島国、村社会の特色です。

政治の制度#もまた、それを支えたまま、続いているのです。

 

 

#政治の制度

今の小選挙区制度の下では、半分以上の有権者の支持を集めた人だけが勝ちます。となると、人あたりがよい人が強いのです。

世襲議員、弁護士や官僚出身の偏差値秀才が大半、若干の目立ちたがりや山師、つまり、票をとることだけを目指した人が、勝ちます。

思い切った変革を成し得るような変人は、個性的なキャラでは、挑戦さえできなくなってしまったのです。