◯NATO式化が決まる
先月、NATOが東京連絡事務所を開設すると報じられましたが、続いて、6月27日、自衛隊が装備や保管の基準をNATO式にすると発表しました。
NATOは、現在、31ヶ国に拡大しています。
岸田総理は、昨年6月、NATO首脳会議に初めて出席、
今年も、今月、リトアニアの会議に出る予定です。
武器の開発、生産保管、輸送が、NATO加盟国との間でやりやすくなるのです。
NATOに近づいたけど、入れてもらえず、
ロシアに脅され、攻められているウクライナに似ていませんか。
ヨーロッパは、ずっと、ロシアと緊張関係を続けてきました。
NATOが、ポーランドやバルト三国にミサイル防衛システムを設置する計画を進めていることも、ロシアのウクライナ侵攻の背景にあったのは、間違いありません。
同じことが、極東で起きると、
ロシアだけでなく、中国をも敵に回しかねないのです。
フランスのマクロン大統領は、東京へ事務所を設置すると、NATOがアジア太平洋にもシフトし、大きな対立に巻き込まれかねないと反対していました。
フランスは、アメリカとは異なり、多国間主義、大国間協調主義で、中国、ロシアとも協調していこうとする考えです。
しばしば、アメリカの意に反します。
アメリカが、もはや表で絵を描いていて、
ロシアにウクライナ、
中国に日本を
最前線で対峙させようとしているのです。いまさら、ですが。
アメリカの言うことだけ、聞く国、日本、岸田総理。
フランスやインドに学ぶことも多いのでは。