◯H3ロケット、延期の上、失敗
ロケットや人工衛星と言うのは、最高の技術の結晶であり、世界のなかでも日本は、そうした技術においては、第一線を走ってきたのですが、もはや、みるかげもありません。
H3、指令破壊。
2022年度でみると、毎週のようにスペースX社が打ち上げているアメリカが83、中国が62、ロシアでさえ21、打ち上げています。日本はゼロです。小型イプシロンを失敗し、H3も完成が遅れたためです。
ロシアがロケットビジネスを引きあげrている今は、チャンスなのですが。
◯ロシアのウクライナ侵攻から一年 国際情勢
いまだに帝国主義で、力が正義とばかりに、1941年大西洋憲章での領土不拡大方針に反して武力侵略するロシアですが、日本では、対ロシア貿易で、中古車が2.5倍、医薬品も流れているようです。漁業関係にエネルギーも、関係を切らないところは、したたかでよいのですが。安倍政権では、エネルギーと北方領土で揺さぶられただけという結末が、この岸田政権で確定したわけです。
バイデン大統領が、武器を小出しにして、戦争を止めようとしないのは、アメリカの利益になるからです。軍事費支出を拡大でき、アメリカの天然ガスなど資源を高く売ることができます。大統領支持率も上がります。
ウクライナを西側に引き入れることができたら、西側を守りやすくなります。小出しに戦争の火に油を注いでいるのは、西欧、特に米英です。
それは、以前も述べた軍産複合体が動かしているからです。彼らは、10年ごとに、戦争を起こして儲けてきたわけです。それを起こさないと、滅びてしまいかねないからです。
アメリカのネオコンもまた、他国の意のままにならない政権を転覆してきたのです。自由、人権、民主主義、法の支配、市場、経済といったグローバルな価値観を世界に広めようとする大義名分で、さまざまなことを仕掛けています。失敗も多いのですが、うまくいった例もあります。最大の成功例が、この日本です。
他の国に対して、武力で政権転覆を図るのは、ある意味で、ロシアのやり方と同じです。アメリカもまた、内政不干渉で武力によらない紛争解決という国際平和の理想から、程遠いことをずっと、やってきたわけです。国際協調を自ら破ってきたともいえます。
西欧以外の国からみたら、アメリカの横暴に比べたらロシアや中国はまだマシ、いや、けっこうアメリカには踏みにじられてきたと思うから、国際的に、ロシアへの非難が一致しないのです。
日本は非難するどころか、自ら隷属し続けている珍しい国といえるでしょう。
自由や民主主義を理解していないし、あまりそれを必要と思っていないからとしかいえません。これでよいはずがありません。