fukugen(福言):出会い気づき変わるためのヒント

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タラちゃんの声 ドラえもん、ルパン三世

◯タラちゃんの声

サザエさん」のタラちゃんの声、

1969年の放送開始から演じていた貴家堂子さんが、2月5日に亡くなりました。

3月の放送回からのは、愛河愛河里花子さんの声です。

目指すところがあり、「勉強しやすかった」と声優の愛河さん。

タラちゃん独自のあの声の出し方、しゃべり方が、そのまま、引き継がれました。

その秘訣について

<「『で』という音を出すときは、口の奥に舌先が当たって『れ』に近くなるんだなとか、『さ行』は、息をいっぱい出すような発音なんだなとか。貴家さんのまねをして、録音したものを自分で聴いて……。それで気づいたのは、下の奥歯を1個ぶん、後ろに下げるような感覚で、下顎を奥に入れると、舌が口の天井に当たって、貴家さんに近づくんですよ。息を多めに出して、『い』や『お』は喉の奥で破裂させて……1個1個『これだ!』ってものを探してますね」

技術的な面だけではなく、「磯野家」の世界観、交わされるさりげない会話のやり取りのなかに入っていくことも、タラちゃん役を務めるうえで重要だという。(週刊FLASH 2023年3月28日・4月4日合併号)>

 

声優の引き継ぎについては、次の二つのキャラクターも話題になりましたね。

声の個性が強いと、後任者は大変です。

 

ドラえもんの声

ドラえもんは、大山のぶ代さんがずっとやっていたように思われますが、確かに歴代最長の26年でしたが、三人めでした。その前は、野沢雅子さん、初代は、男性だったのです。

私がよく例に出すのは、大山のぶ代さんのような声は、100のうち99の役には採用されにくいかもしれないが、1つの大役に採用されたら、生涯、そのキャラで確立していける強さがあるということです。

ですから、アーティスト志向なら、そちらの方向を目指し、職人であれば、99の声が使い分けられる方を目指すことになります。多くの声優は、その両極の間にいます。どちらもできればよいのですが、一つの考え方です。

 

ドラえもんの声優は、4人。初代 富田康成 、二代目 野沢雅子、三代目 大山のぶ代 、四代目 水田わさびさん。大山さんは、ドラえもんの声に抜擢されてから、すべての役の声を断っていたそうです。まるで渥美清さんですね。

 大山さんは、私が昔、お世話になった専門学校で、なぜかいきなり学校長に就任されました。

ドラえもんの前は「サザエさん」の磯野カツオなどを演じていました。

 

ルパン三世の声

もう一人、あまりに個性が強いため、声優でなく、モノマネ芸人さんが継いだ例です。

ルパン三世 、初代は、23年半、山田康雄さん(1971~1994)  、そして、2代目、栗田貫一さん(1994~)です。