しばらく関西、廻っています。
で、和歌山で衆院補選の応援演説に訪れた岸田文雄首相に爆発物が投げ入れられた事件、漁師らがとりおさえたようですが。
犯人が本気で、首相を殺害しようとしたのかは、疑問です。
あの爆弾は、ピンポイント狙い、大勢を巻き込むほどのものでなさそうです。
取り押さえるシーンで、まわりの人が皆、見に近づいたり、スマホで撮ったりしているのは、異様でした。大惨事になりうる真横にいたのに、です。
日本では、何か投げられたところで、爆弾とは思いません。
爆弾犯は、必ず、予備や自決用や逃亡用に2、3発、持っているものです。
それに今は、遠隔操作で爆発させるものです。
どちらにしろ、素人でも手製で銃や爆弾が簡単に作れるだけでなく、実際にこうして使われることが続くと、日本の選挙運動や握手などイベントも変わらざるをえなくなるかもしれません。
◯危険感知感覚
昔、1ヶ月ごとに海外に行っていた頃、日本でのレクチャーで、こういう話をしたことがあります。
「バスの中にいて、きな臭いにおいがしたら、どうする?」
私たちは首を傾げるくらいでしょう。でも、場所によっては、すぐに窓から飛び降りないと危ない、それが普通の感覚のところもある。
「日本にいると安全すぎて危ないから、年に何回は、海外で、人間としての動物的感覚を取り戻すように」とアドバイスしました。
いろんなシチュエーションは、映画やドラマなどでお馴染みですから、それを絵空事と思わず、リアルに起きることと思い、想像力を働かせ、万一の事態に備えておきましょう。