「国語世論調査」で報告された日本語の変容を加えておきます。
◯声をあららげる、が、あらげる
<大きな声を出すことを意味する「声を荒らげる」を「あらげる」と読む人は79.7%で、本来の読み方「あららげる」(12.2%)を大きく上回った。>
◯「姑息」「割愛する」の意味
<「姑息(こそく)」を「ひきょうな」の意味で使う人が、73.9%に上り、本来の意味のしばらくの間、息をついて休むところから「一時しのぎ」と答えたのは、17.4%だった。
「割愛する」は、65.3%が「不必要なものを切り捨てる」と捉え、愛着の気持ちを断ち切る仏教語に由来する「惜しいと思うものを手放す」という意味が薄れている。>
<「すごく速い」という意味で「すごい速い」は59.0%で、
「何気なく」のくだけた表現「なにげに」が気にならない人は64.3%。
「おうち時間」「黙食」は、「このまま使うのが良い」と思う人が6割。
「ブレークスルー感染」、追加接種を示す「ブースター接種」は、8割超が他の言い回しをするか説明を付け加えるのが妥当。>
◯まるっとわかる言い方
また、下記のように言うのかを尋ねています。
あなたもこのように使えば、若返えってみえるかも、です。
<「すぐ帰る」→「そっこう帰る」
「騒ぐほどではないが確かに痛い」→「じみに痛い」
「とてもおいしい」→「めっちゃおいしい」
「とてもかわいい」→「鬼かわいい」
「そっくり全部わかる」→「まるっとわかる」
たとえば、ですねえ、
「デートで鬼かわいくしてたら、相手のこと、まるっとわかり、
じみに痛かったけど、めっちゃおいしいケーキ食べて、
そっこう帰った。」
とか
「鬼かわいい子だったけど、めっちゃおいしいとケーキ食べ、
そっこう帰りやがったんで、まるっとわからん、じみに痛かった。」
「まるっと」を「まるっきり」で使えるのかは、しらんけど、、、。