fukugen(福言):出会い気づき変わるためのヒント

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デジタル行政の信頼回復

◯ここは、どこ、いつ、の日本

2024年秋に、今の健康保険証の廃止をめざし、マイナンバーカードに一本化するとのこと。マイナンバーカードの交付率は9月末時点で49%。

25年3月末までに運転免許証との一体化も予定、それも前倒していきたいようです。

一方、河野太郎デジタル大臣は、新型コロナの接触確認アプリ「COCOA」のサービスを近く停止する方針を明らかにしました。9/13

COCOA」は約3.8億円かけて開発、ダウンロード数は、約4,073万件。9/16

今後、アプリ内でアンケートを実施した後にサービスを終了するようです。ダウンロード数より、本当に役立ったのか、検証し、次の危機に備えてください。

 

マイナンバーの普及へ

マイナンバー,ポイントをつけても普及しないので、保険証、免許証等でタグづけするようです。最初からそうすれば、保健証や免許証、年金手帳、パスポートなど持っている人は、もうスムーズにマイナンバーになっていたわけです。

日本の政府は、すでに国民一人ひとりの情報を持っているので、その気になれば、すぐにできたのに、です。

プライバシー侵害、先の戦時の赤紙での徴兵、思想弾圧など、そういった経験からの根強い反対があり、強硬に進める覚悟もなかっただけです。なによりも、高齢者世代は,これ以上、デジタル化されると使いこなせません。まず、政治家自身、官公庁自体、若い人に教わり、改革することなのでしょうに。

 

マイナンバーの問題

問題は、デジタル化をして,便利になるのか、

皆が使いやすく、すぐにうまく使えるのか,

何よりも安心でき,信用できるのか、でしょう。

日本の政府が、安全に管理、運用できるのかということです。

 

そのための情報開示が、きちんとなされるとは,今のところ,とても思えません。

毎月のように、漏れてくる、日本の企業や役所の、情報管理の甘さは、平和ボケもよいところ,いや,それに対する私たち国民の意識も,とても甘いのです。

法律で罰則を多くし、罰金を取らない限り、改まることはないのではないでしょうか。

自転車や電動キックボードの規制と同じです。キックボードの規制は、緩和もされていくようですが、日本の狭い道路に歩道、高齢化、わかってるんですかね。

 

◯デジタル庁のあり方

もとより、デジタル庁への民間企業参画は、利益相反なのに、おかしなことです。

こうした庁のトップやリーダーは、役所のデジタル化の遅れをみても、民間から採用するしかないはずです。

公務員は、利益よりも公正重視の気質ですから、板挟みで、退職したり、うつ病などになったりするわけです。民間からの出向などでは、それぞれが自社の権益を考えざるをえないでしょう。

いつも、この中途半端が、改革をポシャらせてきたのに、まだ懲りていないのです。

日本の相変わらずの、縦型,上意下達体制が,新たなデジタルネットワークに反する、最大のネックです。

 

「次代のために、早く引っ込め,さもなくば後方支援に回れよ,ジジイたち!」と,言い続けて,ジジイになりゆくかな