全国旅行支援スタートしました。天気に恵まれるとよいですね。
マレーシアのマハティール元首相は、11月上旬の総選挙に出馬すると発表。97歳。(9/11)すごい,ですね。見習って,行動しましょう。
◯「男女平等参画アンケート」
役所から「男女平等参画アンケート」が届きました。なににも当たらない私が,無作為に,選ばれたようです。
20ページ近くあり、ワークライクバランスから夫婦間のDV、セクシャルマイノリティなど,多彩かつ、ほとんど取り調べのような内容で,無記名とはいえ、お尋ねに、心地よいものでありません。まあ、お役所の意識を伺うには、よい資料です。
SOGIやアウティング、アライなどを知っているかと聞かれています。
アライって、鯉の洗いか、ヘルメットメーカーか。(ここは一般市民レベルでの揶揄で、それに関わる方々を中傷する意図はありません。念のため)
それより、セクシャルマイノリティを気遣う「アンケート」で、「男女平等参画」などというタイトル自体,おかしいではないかと指摘してもよいでしょうね。
この「男女平等参画」,やたらと使われていて、どうなんでしょうね。
私たちも勉強しましょう。LGBTQ+は,もう大丈夫でしょうね。
♯SOGI(ソジ)Sexual Orientation & Gender Identity性的指向と性自認。すべての人に関わるため、LGBTよりも広い概念。
アウティング (outing) LGBTQ+の本人の了解を得ずに、公にしていない性的指向や性同一性のことを暴露すること。
アライ(ally仲間、同盟) LGBT当事者たちに共感し、寄り添いたいと思う人を指す。LGBTに理解や支援するいわゆるストレートの人に使われてきましたが、最近では誰にでも使おうとなってきている。
◯生きづらさの根拠とする属性
結婚と子孫を残すことが絶対でなくなった現世において、有名人の結婚や離婚、それが事実婚であろうが解消しようが、ニュースにするほどの意味はあるのだろうかと思うことがあります。
結婚しても3組に1組が離婚するのに。
祝福も結婚式も家の結びつきも,全て意味が問い直されているのでしょう。
生きづらさや社会の問題は、女性であるから生じるものだけではありません。男性であるからでも、外国人であるから、障害者であるから、大学を出ていないから、地方にいるから、資格がないから、介護をしなければいけないから、マイノリティだから、高齢者だから、失業中だから、など、いろんな理由があり、その1つに過ぎません。なんでも理由になり,誰でもいくつかの理由を持つということです。
この理由が共通する自分が属する集団を「属性」として用います。
アメリカの公民権のように、日系人にも黒人にもメリットを与えたということなら、何か一つの象徴的事例をもって先行させるのも、よいことでしょう。NHKのあの番組♯、見ましたか。
ただ、当事者としては,どうかというのが、あると思うのです。もし自分が、と思うと考えてしまうのです。
自分が、その属性を掲げて、その一員のようになって批判するのは、個人でなくその集団として生きることになります。一歩,踏み違うと、自分の努力や実力のせいではなく、全てはそういったもののせいだとすることになりかねないのです。
原発事故被害など特殊な事例を除くと、そこは簡単に分けられるようなところではありません。個々にすべて違うからです。ある集団と区分けされた属性に,自分という個が飲み込まれることをよしとする,それは,私自身は好きではありません。
続きます。
♯映像の世紀バタフライエフェクト「ひとつの友情がアメリカを変えた」<逆境からはい上がり、アメリカで自由と平等のために闘った2人の連邦議員がいた。少年時代、政府の強制収容で日系人の親友を失った黒人ロン・デルムス。第二次大戦中、日系人への差別を跳ね返そうと苛酷な戦場に志願し、右腕を失ったダニエル・イノウエ。その後連邦議員となった2人は、知らぬうちに助け合い、自由を保障する法律を実現。その波は南アのアパルトヘイト撤廃に結実する。世界とアメリカを変えた勇気の連鎖の物語。>(NHK 10/3)