fukugen(福言):出会い気づき変わるためのヒント

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能力の開発  北京オリンピック金メダル

 北京オリンピック、スキージャンプ男子個人ノーマルヒルでは、小林陵侑選手が金メダルを獲得、ジャンプでは、1998年長野大会ラージヒル船木和喜以来、24年ぶり。ノーマルヒル、旧70メートル級では、1972年札幌大会の笠谷幸生以来、50年ぶり。

私は表彰台を占有した日の丸飛行隊を新聞を切り抜いてスクラップしていた記憶が、、。この前、番組でその年、ヨーロッパに雪がなくて選手があまり練習できなかった、などという余計な情報を知ってしまいました。

高梨沙羅選手のジャンプも見事でした。

昨日は、フィギュアスケート男子フリーで、羽生結弦選手は、上杉謙信の半生を描いたNHK大河ドラマ天と地と」(1969年)の曲で演技。冒頭のジャンプは失敗しましたが、4回転半に挑戦、史上初めてのクワッドアクセルと認定されました。

まさに記録と、記憶に残る選手や競技との違いが出てきます。もう金メダルを数えるのをやめましょう。それにしても、夏のスケボー、冬のスノボーでの選手の大活躍を見ると、時代の流れを感じますね。

 

◯専門家の良し悪し

このコロナ禍は、専門家の威信をいたく低下させたように思います。

というまえに、何を持って専門家なのか、専門家でない人が専門家らしい肩書きであったりして、とても分かりにくくなっています。専門家として信じていいのは、どのような人でしょう。コロナ禍については複雑すぎて、何をどう専門というのか、わからないので、一般論です。

まず、「これまで間違ったことがない」とか「自分は正しい」という人は、だめです。

以前に行ったことの真偽を追求し続けて、よりよく改めてきた人、常に自分を疑い、自分で検証していく人であることが望ましいでしょう。

そうでない人たちは、そういったことの必要性にさえ気づかず、過去に学んだり思いついたことを続けているだけのことも多いのです。

でもそういう人でないと、すぐにメディアで意見を述べられないのです。

緊急を要する事態では、慎重になることが致命的、確認や検証する時間を待てない場合もあります。どんな情報でも出して、使える場合も使わなくてはならない場合もあります。

 

◯使えるデータ

科学的、ということに関しても、本当にその裏側を知っているなら、今起きている現象、新たな事実、そうした結果と自分や他人の経験、意見を、きちんと見比べていくことでしょう。

そうしたものを元にしないデータやアドバイスなどは、使えるものではありません。

まして人文科学においては、一人ひとりの体質も遺伝子も精神性も、体力、集中力、全て違うからです。ですから、人文学と呼んでいたほうがよかったのですが。

 

◯直感力を磨く

結局は、自分の生理的な直感のところで、判断をするしかないことがあります。

とはいえ、未熟な自分ですから、その判断にはいろいろと劣っていることがあります。

そこで直感力を磨いていくことが大事なのです。

 

そのためには、自分に活きるものを徹底して入れます。

何をもって活きるのか、そうでないものとどう違うのかなどは難しいですね。

世の中の見方とは別に、時空を超えて、つかみ取るようなところまで詰めていきましょう。

 

◯経験のセッテング

そうしたことを勉強するために、専門家とともに助言者が必要です。

自分がわからないことについて、直感的に誰の言うことを信じたらよいのかを選べる能力、それを高めておくことです。

つまり、多くの人や本に、できるだけ高い質のものに日頃から接しておくことなのです。

 

入っていないものは出てこないのです。できるだけよいものを入れることです。

出てくるまで入れていったら、入っていなくても出てくるものでの勝負となります。それこそが直感力です。

 

今の私の役割は、その勝負の土俵までに、なんとか上げることです。

そこで何が出てくるのかは、あなた次第なのです。

でも、そこからが、とても面白いのです。