fukugen(福言):出会い気づき変わるためのヒント

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SNS論

 ◯「いいね」反応

「いいね」は、同感、同意の意味だけではなく、返事の「ハイ」のように、既読の意味で軽く使うこともあります。それにも、いろんな程度があります。

マークの違いでいうと、「いいね」、「うけるね」「すごいね」「悲しいね」「ひどいね」。

書き込むことへの労力をいたわるレベルから、「興味ある」とか、「その調子で」と促すもの、同意見とか全面的に賛同と、ハートの「超いいね!」を使う、いや、もうあまり使い分けていないか。

 

◯論争には不向き

述べられたことに対して、意見するのは、「その通りですね」「いいね」でなければ、何らかの異なる意見、あるいは反論になるわけです。

対立する意見のどちらにも「いいね」をつけた場合、何も考えていないように思われかねませんし、その通りのこともあるでしょう。土台、SNSで論争するのは、無理と思うのです。

文章の揚げ足とりになりやすいからです。そこを気遣って荒れないようにすると、論点が定まらず、お互いにスルーの繰り返しにになりやすいそうです。

 

◯ニュースソースと事実確認

SNSをニュースソース探しのきっかけとして利用するのは、賢明でしょう。話材として活用するに限ります。

意見や主張や提案は保留し、判断をせず、それの根拠となった事実を自分で調べて知ることです。そうした考え方の出てきたプロセスを学ぶのです。

何より押さえておきたいのは、事実データです。実際に起きた出来事、歴史、数値的なデータ、その後の結果などを押さえておくと、判断の材料になります。論者の信用性にも関わります。

 

SNSの限界

TwitterFacebookの短文では、そうした詳細なデータまで全てを出せません。専門家同士で、そういったデータがあることを踏まえての絞り込んだやりとりであれば別ですが。

見知らぬ一般の人同士であれば、主観的に感じたことのやりとりが中心となります。

やりとりをすること自体は、意味のあることでしょう。

でも、どちらが正しいのかとか、そこから結論を見つけ導き出そうなどには、無理なことが多いようです。事実の誤りの指摘くらいはできますが、変に煽って相互不信になることも。

著名人になると、確証のとれないデータでは、ものは言えないので、最新とかスクープのような情報を得ていても、それを公開しないので、ありきたりのものになりがちです。

 

 

#スクープ(Scoop)

水などをすくうこと、または刃物などで物を深くえぐることを指す動詞。すくわれた物。

アイスクリームの販売単位。「1スクープ」はコーンの上にすくわれたアイスクリーム1個の事。バスキン・ロビンス(日本ではサーティワン)は「1スクープ増量」などとPR。

えぐり取られたような、深く湾曲した形状の物を指す名詞。

新聞・テレビ・雑誌等でどのライバル他社よりも早く、世間が注目するようなニュースを報じること。または、そのニュース。「特種」「特ダネ」。

小型のシャベル。スコップと同義。スコップはオランダ語のSchopまたはSchepから。

野球において、一塁へのバウンドした送球を一塁手が捕球する技術(Scoop)。

(Wikipedia)